在宅透析8年目の私が
2002年の自身の生体腎移植手術を振り返ります。
「なぜ、腎移植手術当時の振り返りをしようと思ったか?」
きっかけは、前記事
「在宅透析の流れを概観する」をテーマに記事を書いてみて、思ったこと
を書いていた時。
同記事で
"心情を言語化することの難しさ"
を述べました。
そこで思い出しました。
2002年の生体腎移植手術を受けた当時、入院していた病室で、日記を書いていたことを。
その日記は、旧PCに保存されてました。
当時の自分、約17年前の自分は
「自分の心情を、上手く「言語化」できていたのだろうか?」
徒然に、思いつくままタイピングしていたので、文章構成などはメチャメチャだとは思うのですが
それがかえって、リアリティがあるのかもしれません。
医学の進歩は日進月歩。
約20年弱の歳月が過ぎ、移植医療もずいぶん変化していることと思いますが
患者の心情は、今も昔も、そう変わりはないのかと。
少々照れくさいのですが、当ブログで、当時の日記を開示させていただきます。
自分で読み返してみて、感じたこと、補足することがあったら、都度、書かせていただきます。
では、参りましょう。
Table of Contents
【腎移植患者の日記】在宅透析患者が、過去の腎臓移植手術を振り返る
時は2002年、 日ごとに寒さが身にしみる
霜月下旬であります・・・
腎臓移植手術を振り返る(入院初日~)
腎臓移植手術を振り返る(入院4日~)
腎臓移植手術を振り返る(手術前日・手術当日)
腎臓移植手術を振り返る(手術後2日目~)
在宅透析患者が、過去の腎臓移植手術を振り返る(番外編)
腎臓移植手術を振り返る(手術後10日目~)
腎臓移植手術を振り返る(手術後15日目~)
腎臓移植手術を振り返る(手術後20日目~退院前日)
まとめ
こんな言葉があるそうです。
生体腎移植手術に限らず
外科手術を前にした患者の心理状況は、十人十色。
術後の心理状況も、そのオペの種類によって、また異なると思います。
つまり
患者の「気持ち」は、患者自身にしかかわからない
でも
実際、生体腎移植手術を受けた私は、それに近い境遇の方々の気持ちを
"推察"
することは、僅かではありますが出来るかもしれません。
今から約20年弱も前、生体腎移植手術当時の拙い日記ではありますが
当時の私なりに悩み、苦しみ、もがいている様が描写されていると、"私は"感じました。
- 現在、腎移植を希望されている方々
- もうすでに、腎移植手術の予定が決まっている方々
- 今まさに腎移植手術を目前に控えてらっしゃる方々
- 今まさに腎移植手術を受け、病院の個室で一人、痛みや苦しみと闘っている方々
- 術後、徐々に身体中に繋がれた管が取れるも、今後について不安を抱きながら入院生活を送っている方々
時折"支離滅裂"な部分もある拙文ではありますが、それがかえって"リアリティ"を帯び
読んで頂いた方々の「目の前の霧」が少しでも晴れる一助となれれば
日記という、非常にパーソナルなものを"公"の場に出した意味はあるかな、と。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。