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【在宅透析】透析データ自動アップロードで"手書き"作業不要!?在宅血液透析患者の新たな支援システム

我が家にも、「在宅血液透析支援システム」がやってきた!

ん?なんのこっちゃ??ですよね💦

要は、

在宅での血液透析中の透析データが、自動でクラウドにアップロードされるようになった、ということ。

ん?なんのこっちゃ??ですよね💦

私、在宅血液透析導入11年目。

昨日(2024年4月7日)で、在宅血液透析施行回数「2890回」。

この「2890回」の、在宅での血液透析中の透析記録というのは、全て

"血液浄化記録表"という記録用紙(紙)に手書きで記録していたわけです。

通院血液透析患者様方も、クリニックでの透析中、医療者が透析室内を巡回しながら

なにやら用紙に数値や必要事項を記録している様は見たことがあるかと思います。

在宅では医療者不在なわけでして、

血液透析に関わる全ての業務を患者自身で行う、ということは、この

透析前後並びに透析中の必要事項の記録も当然、患者自身で記録するわけです。

この"透析中の必要事項"の"手書き行為"がなくなり

必要な情報が、コンソールから直接(※正確には、コンソールから専用アプリ、ルーターを経由して)、管理クリニックへ送られるようになった、というわけです。


私のHHD管理医療施設で今回導入されたシステムは

株式会社トマーレ

という企業の「在宅血液透析支援システム」とのこと。

頂いた資料によると、同システム導入によって…

  • コンソールからデータを取得して、透析記録を自動作成することができる
  • 透析前体重・目標体重や透析中の飲水量を入力することで除水量が表示される。
  • 医療機関からのお知らせやメッセージを確認することができる。
  • 過去の透析記録も閲覧することができる。
  • ドライウェイトに対する透析前体重と透析後体重の経時的なグラフが表示される。
  • 透析指示の確認や各種マニュアルの参照ができる。

総じて

透析記録の手書きが不要になる

ということのようです。

同システムの概要については、同社HPの該当箇所をご参照頂きたいのですが

在宅血液透析支援システム "cueing HHD"

内容は、まさに「概要」で

実際の、患者宅で構築されるネットワーク接続のような内容は、イマイチ掴めません。

  • HHD導入に興味ある方
  • HHD導入検討中の方
  • 現在HHD中も、システム未導入の方

「家の様子は具体的に、導入前後でどう変わるの?」

この点が一番興味ある点だとは思います。

クリニックから頂いた資料を、ここで開示してしまえば済む話なのでしょうが

無許可でそれしてしまうことに、個人的に非常に抵抗がありまして…

なので、口頭で説明すると💦

❝Wi-Fi環境が整っていることを前提に
コンソールと「Wi-Fi中継器」のようなデバイスが、LANケーブルでつながれ
貸与されたタブレット端末内にインストールされたアプリケーションで
「Wi-Fi中継器」から入力されたコンソール内の各種データは
自宅のWi-Fiルーターを介して、クラウドにアップロードされ
医療機関側は、同クラウドから患者の「血液浄化記録」を閲覧・管理できる…❞

ということです。非常にわかりずらい説明で、すみませんm(__)m


約11年間、「血液浄化記録」の手書き作業をやってきて、それが当たり前になっているのですが

それらの行為がなくなる、特に

透析中に都度都度、測定したバイタルやその他各種数値を

透析中に患者が自分で手書きで紙に記入する必要がなくなる、というのは

確かに、だいぶと楽になるといえば楽になる。

また、例えば、

透析中に生じた気分不快や、それによるバイタル値の変化

透析時間や除水量・除水速度の微調整等

これまでは当然、「血液浄化記録表」の備考欄にメモ書きし

月一回の「在宅血液透析外来」で初めて、患者が医師に開示し

医師も患者の状態をそこで把握していた。(※勿論、急を要するような体調変化が生じた時は別だが)

それが、このシステム導入によって

貸与された端末内のアプリに、上記内容を入力しておけば

速やかに医療者側も患者の体調、透析情報を把握できるようになる。

患者・医療者側双方にとって、安心だ。


ただ、しばらくは

システムによる自動データ送信と"手書き作業"は、併用なようです。

同システム運用が起動に乗るまで、ということでしょうが

「しばらく」がいつまでかは、不明。

つまり、

「いや~、システム導入されて、透析中楽になったーーー!!」

との境地には、今のとことはまだないです。

次回の在宅血液透析外来(4月第三週)で

今後の方向性については、多少何かわかるかもしれませんので

改めて、またご紹介致します。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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