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AIの限界と創作の深み:大人が夢中になれる"玩具"としてのAIツール

この歳になって

「"夢中になれる玩具(おもちゃ)"を見つけた」

という話。

昨今、技術進歩目まぐるしい、"AIツール"を使っての"楽曲作り"。

今、YouTubeを覗けば

最新のAIツールを紹介してくれるチャンネルは、数多あります。

ただ、それでも

AIツールの技術的進歩のスピードは

ユーチューバー達のコンテンツの更新頻度を凌駕している

というのが、私の率直な感想。というのも、

最新のAIツールを紹介してくれるチャンネル、特に"日本人による"/"日本人向け"のチャンネルは

紹介している当該AIツールを初めて知る人にとっては、つまり

知識を「0から1」にするには、非常に優良で

実際、私も有難く視聴させて頂いております。

しかし、(ここでは「音楽生成」に特化して話しますが)

では、自分が

「こういう音楽を作りたい!!」

といって実際に制作に着手してみると

正直、上記ご紹介したような"日本人による"/"日本人向け"のAIツール紹介チャンネルだけでは

どうにも上手くコトは進まない。

「こんなに簡単に、こんなことが、しかも無料でできちゃうなんて、すごいですよね!?」


少し余談ですが…

音楽生成AIに限らず、AIツールを紹介するコンテンツ全般に言えることですが

「無料(ただ)で!」

と紹介しているが、その実、使ってみると「無料」じゃないこと、多々あります。

具体例を挙げると、

ツールをツール内で"いじって"いる分には「無料」なのですが

"成果物"をエクスポートするとなると

「無料」では透かしでメーカー名が入り込んでしまう(ウォーターマーク)

端っこに小さく映り込むなら良いが、真ん中にデカデカと映り込まれると困る

では、ウォーターマークを除くには、結局「有料会員」になる必要あり、

というオチが多々ある。

(※ユーチューバーサイドが知らないはずはなく、敢えて情報を伏せてるのでは?と勘ぐってしまう…)

どの分野も、所詮「安かろう、悪かろう」。

「無料」の質は、所詮それなり。そこで妥協すれば「無料」だが

質にこだわるなら、やはり「有料プラン」に入る必要がある、との個人的印象です。

『Beyond the Present』の"KARAOKE. Ver"も作ってみましたが

"KARAOKE. Ver"つまり、楽曲から「ボーカル音を除」いたコンテンツということになります。

これも、とある日本人ユーチューバーさんが紹介している「無料」の方法で試しましたが

出来は散々のものでして…

私の上記"成果物"は、海外のYouTubeコンテンツで知った、海外のツールを使いました。


繰り返しになりますが、知識を「0から1」にするには、彼等のチャンネルは非常に優良。これは間違いないところ。

でも、これって、一種の"アハ体験"的なもので

未知のAIツールのポテンシャルを初めて見聞きした人が

「へーーー!!!、そんなこともできるんだーーー!!」

知らなかったことが知れたことで、目の前が少し明るくなった…そんな感じか。

決して

"日本人による"/"日本人向け"のAIツール紹介チャンネルを

ディスっているわけでは、断じてありませんよ!!(実際、私も非常に重宝してます)

ただ、あえてここで、違った視点からの情報提供をさせていただくのは

先にご紹介した楽曲『Beyond the Present』(及びMV)

あの程度のクオリティにするにも

「超大変、超手間かかりますよ!」

ってことなのです。

より具体的に言うと

音楽生成AIツールとして今注目の「Suno AI」の基本操作さえ知っていれば

"ちょちょい"と作れちゃう、なんてもんじゃないのです。

ここでは詳細省きますが

AIツールの、know how的な部分については、海外のコンテンツを数多く視聴しましたし

AIへの指示、所謂"プロンプト"を作る段では

私のこだわり(詞にもメロディーにも)を「言語化」するための情報収集活動に、かなりの時間を費やしました。

実は、『Beyond the Present』が出来た後

私の無二の親友で、非常に音楽に造詣の深い彼に見聴きしてもらったところ

私的には「AIツールを使った楽曲生成」に関して、非常に"芯を食った"指摘をしてくれました。

AIツールについてはほぼ知らない彼からすると

AIで作ったものを聴いて感想きかせて、と言われても

「自分の創造を超えていて、なんと言っていいのか…というのが正直な感想」

そして、彼が指摘(疑問を呈した)したのは

「詞やメロディーを作るに、作り手がベースの部分をある程度作っているのか

それとも、AIによって詞もメロディーも"パッケージ"が出来上がっているのか」

という点。

これまた繰り返しになりますが

現在巷に流布する"日本人による"/"日本人向け"のAIツール紹介YouTubeチャンネルは

「こんな簡単にこんな曲ができます!スゲー!!」

というレベル(※そうじゃないチャンネル、テクニカルな部分を細部にまで親切にご紹介しているチャンネルも、勿論あります!)

ただ、私自身が実際に、AIツールを駆使して(Suno AIだけじゃない)楽曲制作をしていて

やはり、私なりの「こだわり」を詞にもメロディーにも入れたくなるわけで。

そうなると

簡単なキーワード(プロンプト)入れて、生成ボタン押して、一発オッケー👌

とはならない。

作り手(私)がこれまで聴いてきた曲やアーティストの世界観に

インスパイアされた楽曲を"AIに"生成してもらうための

いわば「指示(プロンプト)づくり」は、そう簡単ではありません。

AIツールがあるから、全てが自動で完結するわけではなく

結局はAIと、人間の閃きや発想との「合作=半自動」なのかな、と。

曲及びMV(映像)作りで

「まあ、この程度でいいかな」か

「納得いくまで!!」かで

手のかかりかた、時間と労力は変わる。

(当たり前ですけど)

本物のアーティストの使命が、自らの作品を世の中に届ける、であるならば

素人のAI使っての楽曲作りなんてものは、所詮「自己満」の世界

"究極の一人遊び"ですよ(※YouTube自チャンネルにアップロードしてますけどね💦)

>この歳になって「"夢中になれる玩具(おもちゃ)"を見つけた」

と冒頭で申し上げたのは、そういうことです。

手前味噌ではありますが『Beyond the Present』は自信作でして(※前2作品に比べて)。

"自分の曲"を、毎日ループで聴く、という

少々"変態"的な状況であります。

そらそうでしょう。

自分のこだわりを込めた、自分のための楽曲なのですから。

次はどんな曲を作ろうかな?

創造力が掻き立てられる毎日です( ̄▽ ̄)

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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