ブログリーダー・フォローバナー(読者向け)

腎生を善く生きる - にほんブログ村

在宅血液透析 透析全般

【在宅透析のメリット】施設透析に比べた在宅透析の「有意差」を、臨床検査値の評価から確認する

2020年3月2日

血液検査

前記事で👇

透析患者が「易感染宿主」であることは、重々わかりました。

このままでは、現在猛威を振るうコロナウイルスはもちろん

流行する各種ウイルスにも、ただただおびえるだけ。

何か気持ちの拠り所がないだろうか?

そこで、今回は、

専門資料に記されている臨床検査値の評価から、在宅血液透析が

施設血液透析に比べて「有意差」がある点を確認し

少しでも気持ちを前向きにしたい!

という、甚だ自分本位の内容となります。

ご了承下さいませ。


【在宅透析のメリット】施設透析に比べたHHDの「有意差」を、臨床検査値の評価から確認

慢性透析患者が、感染症のリスクが高い理由(復習)

感染,infection

下記記事の復習となります。

参考文献
  1. 生理学的因子の障害
  2. 食細胞機能の低下
  3. 各リンパ球の異常

これら免疫不全の要因は多々ありますが

ここでは、腎機能低下による因子である

  • 尿毒症性物質の蓄積

腎不全により促進された因子である

  • 低栄養状態

にのみ、焦点をあてます。

目次へ戻る

臨床検査値の評価から見る、在宅血液透析の有意差

尿毒症性物質の蓄積

HHDなどで長時間頻回透析を行うと、CHDに比べ

血液中の尿毒症物質を低下させるだけでなく、

炎症を抑え

脂質代謝、リン代謝を改善させる

(引用元:『XI.慢性腎不全・透析患者の感染症』)

※HHD(home hemodialysis) 在宅血液透析

※CHD(center hemodialysis) 施設血液透析

血液中の尿毒症物質を低下させる

同資料によると

クレアチニン(Cr)、尿素窒素(UN)、尿酸(UA)が

通常透析に比べ在宅血液透析(ここでは長時間透析)で有意に低値を示した、という。

炎症を抑える

同資料によると

β2ミクログロブリン(β2MG)、インターロイキン-6(IL-6)等が

在宅血液透析(長時間透析)で有意に低値を示した、という。

脂質代謝の改善

同資料によると

動脈硬化などのリスクの指標といわれている、LDLコレステロール/HDLコレステロール比が、

在宅血液透析(長時間透析)で有意に低値を示した、という。

ちなみに、栄養関係で

アルブミン値には差がなく

脂質も、値そのものには差はほとんどなかった、という。

リン代謝の改善

同資料によると

骨・ミネラル代謝関連では

リン(P)が、在宅血液透析(長時間透析)で有意に低値を示した。

目次へ戻る

低栄養状態

栄養素等摂取量では、

HHD群で、標準体重あたりのたんぱく質1.2±0.3g、リン1042±238 mgの摂取に対し、

CHD群では、それぞれ1.0±0.2g、901±155mgであり

HHD群で有意に多く摂取していた。

(引用元:『XI.慢性腎不全・透析患者の感染症』)

同資料では、考察として

在宅血液透析患者は、食事からのリン摂取量が多いにもかかわらず

血漿リン値は有意に低値であった、と。これは

在宅血液透析では、頻回透析や長時間透析が可能なことで

尿素窒素やリンの除去が十分に行われているため、としてます。

目次へ戻る

まとめ

thanks

透析患者の免疫不全要因は、さまざま。

それらの要因が同時に複数で認めれられるケースが多いため

今回注目した免疫不全要因

  • 尿毒症性物質の蓄積
  • 低栄養状態

だけ解消されたところで

依然として「易感染」状態であることには変わりません。

2018年末の透析患者数は、339,841人

このうち、在宅血液透析患者は、

たったの、720人、割合にして約0.2%

(参考文献:わが国の慢性透析療法の現況 (2018年12月31日現在)

私の希望的観測ではありますが…

今後、少しずつHHD患者数が増えていけば

より多くの臨床検査値が吸い上げられ

在宅血液透析の有意差を示す結果が、もっと表出してくるのではないでしょうか。

その中には

自己免疫に関するものも、含まれるかもしれません。

そのことを信じ、今日も頑張って透析しますか!

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



ポイントへ戻る

ブログ村ブログパーツ(PV)

-在宅血液透析, 透析全般

Copyright© 腎生を善く生きる~在宅血液透析患者の"リアル"~ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.