今は廃絶してしまった移植腎のドナーでもある母
がん闘病中の母
がん性疼痛も顕著に出現、所謂"ターミナル期"。
現在、入院中ではあるが、本人の希望もあり
一先ず退院し、自宅へ戻る予定。
現在、我が家は3人住まい(私、妻、母)。
在宅介護となると、それなりのマンパワーが必要だろうが
その一人(私)は「身障者1級」の透析患者。
お国の制度=介護保険制度を利用させて頂くのは、必然。
人生に、そうそうある経験では、ない。
介護保険制度を利用するため役所へ出向き、書類上の手続きをし
病院の地域医療連携担当者と密に連絡をとりながら
同担当者に、介護サービス提供業者とケアマネジャーの選定をお願い。
決定したケアマネジャーとの打ち合わせ
決定した介護サービス業者との打ち合わせ
同時並行で"ホスピス"への入所手続きも行う。
近日中に、病院へ出向き
主治医を中心に関係者が集い
今後の母のケアの方向性を決める。
辛いのは、患者本人。
その辛さから
今まで私には見せてこなかったような「人格」をのぞかせる。
本人が悪意で言い放っているわけでは、ない
病気が、がんが"そう"させている、と言い聞かす。
人生の最期を「どこ」で迎えるか
本人の肉体的精神的な状況により、その答えは変わる
それは致し方ない。
「家族の負担になるから、ホスピスへ行く」
「やっぱり、自宅で最期を迎えたい」
私に何ができて、何ができないのか。
約7年前に、父を食道がんで亡くしている。
その時に抱いた、後悔の念。
「なんで、あんなこと言ってしまったのか」
「もっと、やれることが、あったんじゃないか」
どんなことをしても、おそらく後悔の念は残るであろうが
母に対して、今の自分ができうることを、やっていきたい。
かく言う私は、在宅血液透析患者。
待ったなし、日々の透析は決め通り、行わなければならない。
私自身が、身体面のみならず、精神的に"倒れて"しまっては、元も子もない。
在宅血液透析の介助者でもある妻には、大変な世話をかけることになる。
「あと、どれくらい」は、考えないようにしよう。
目下、母が一番辛いのは、がん性疼痛あるなか
頻繁にお手洗いにいく必要がある、という点(※子宮への転移がんが起因)。
介護用ベッドの設置は、マスト。
ベッドからトイレまでの導線に、補助具等の設置は必要か
トイレ内にも補助具等の設置は必要か。
一つ一つの手続き、打ち合わせを丁寧に。
先ずは
母が自宅へ戻ってくるその日までに
母が穏やかに過ごせる住環境を整えること。
帰宅してからの"その後"は、その都度考えるとしよう。
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