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Football 腎臓移植

【腎移植後の生活】ロンドン/マンチェスター/リバプール…イングランドフットボール観戦記

London, Football,

母から頂いた腎臓が廃絶してしまい

現在は、在宅血液透析8年目の私。

移植腎が廃絶への一途を辿る過程は

肉体的にも精神的にもツラく苦しいものではありましたが

腎移植手術をしたことに対する後悔の念は、一片もございません!!

2002年末の手術後

急性拒絶反応、サイトメガロウイルス感染症等で入退院を繰り返しましたが

体調がすこぶる好調の時期は、もちろんありました。

そんな中

腎移植後の生活における私の"ハイライト"は、2007年の

イギリス・ロンドン短期留学

です。

本番前の"肩慣らし"、3泊5日ロンドン小旅行から、本番である

1カ月間のロンドン短期"語学"留学

「"語学"留学」というのは名ばかり

サッカー三昧だった1カ月間の"概要"は、以前ブログでご紹介させて頂きました👇

今回の記事は、完全にターゲット層をしぼっております。

CKD患者もしくは腎移植患者(レシピエント)で

海外、特にイングランドフットボール(プレミアリーグ)が好きな方

私が腎移植後に体感した"本場の"イングランドフットボールを

写真とともにご紹介致します。

【腎移植後の生活】イングランドフットボール観戦記

スタジアムツアー

スタジアム席から試合を生観戦し"Passion"を感じる

それはあくまで、本場のフットボールを感じる手段の一つ。

スーパースター達がプレイするピッチ

映像でしか見たことのないそのピッチを、間近で見て感じることのできる、それが

スタジアムツアーです。

エミレーツスタジアム(Emirates Stadium)

アーセナル(Arsenal)のホームスタジアム。

最寄り駅は地下鉄Piccadilly線のArsenal駅

(帰りは同じPiccadilly線のHolloway Road駅を利用)

emirates,

2006年7月開業のスタジアムなので

私が行った2007年当時ではとにかく「何もかも新しい!」との印象が強い。

その歴史、古さすら神々しく感じるのがイングランドフットボールですから

その点からすると、"別物"感がありましたかね。

ただ、スタジアム内に一歩入れば、もうそんな感情は吹っ飛びます。

ガイドさんの説明に耳を傾けるも全くわからず…雰囲気だけ感じ取ります。

emirates,

チームカラー赤で統一されたスタンドは圧巻。

リーグタイトルを獲得した「年」がスタジアム全体をグルりと囲む様が

クラブとしての歴史と格を表してます。

emirates,  emirates,

2007年6月は、アーセナルのレジェンド、ティエリ・アンリ(Thierry Daniel Henry)が

バルセロナへ移籍が決まったまさにその時。

今となっては、"HENRY 14"のアーセナルユニフォーム前で撮った一枚は貴重です。

emirates,

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スタンフォードブリッジ(Stamford Bridge)

チェルシー(Chelsea)のホームスタジアム。

最寄り駅は地下鉄District線のFulham Broadway駅

3泊5日ロンドン小旅行の時は、宿泊先ホテルがスタジアム近くだったので

滞在中、散歩がてら"足繫く"通ったもんです。

スタジアムツアーに加えて、この後ご紹介するように

Stamford Bridgeでは2試合を観戦しているので

「マイチームどこ?」と聞かれたら「チェルシー」と答えるほど

ブルーズ(Blues)には親近感があります。

2007年6月は外装工事中でしたが…

stamford,

中に入れば、ブルーズよろしく「青」一色!

先に行ったEmirates Stadiumに比べると

ピッチとの距離はググっと縮まりまして

ワクワク感が止まらなかったこと、覚えています。

stamford,  stamford,

スタンドのベンチや、選手のロッカー等

Emirates Stadiumにあった"新しさ"はありませんが

それでも後にご紹介するCraven Cottageに比べれば"新しい"

まあ、「新しい」の「古い」のなんて関係ない

この二人がロッカーで並んでる姿想像するだけで、ゾクゾクしたもんです。

stamford,

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オールド・トラッフォード(Old Trafford)

マンチェスターユナイテッド(Manchester United)のホームスタジアム。

Manchester Piccadilly駅から出ているMetrolink(路面電車のようなもの)に乗り

Old Trafford駅で下車。

「こんな小さい駅なの??」

とビックリ、というか拍子抜けするほで小さく寂れた駅。

駅からスタジアムまでは、ほぼ一本道。

何があるというわけではないのですが、なぜか

試合当日サポーター達で溢れかえる姿が想像できる「道」です。

manchester,

デカイ!とにかくデカイ!!

収容人数約75,000

収容人数約40,000のStamford Bridgeは言うに及ばず

60,000のEmirates Stadiumと比べても、その大きさからくる威圧感は一つ抜けてる。

※ちなみに、オフィシャルショップもデカイ!!

あれだけのスタンドの広さ・高さを擁していながら

それでいて、ピッチとの距離が近い!

これは相手チームには脅威の何ものでもない。

"The Theatre of Dreams"の異名は伊達じゃない。

manchester,  manchester,

クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、レアルマドリードに移籍したのは2009年なので

2007年当時の、ユナイテッドのロッカールームはこんなんでした👇くぅ~!!

manchester,

オールドトラッフォードのスタジアムツアーでは"粋な演出"がありました。

試合当日の両チーム選手登場口付近で、スタジアムツアー客を2チームに分け

試合当日の歓声をスピーカーから流し、その"大歓声"を背にピッチへ入場するのです。

イイもんでしたよ。

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アンフィールド(Anfield)

リバプール(Liverpool)のホームスタジアム。

Liverpool Street駅から市バスに乗車。

駅のバスターミナルで

「イズ ディスバス フォア アンフィールドステイディアム?💦」

と聞きながら、なんとかアンフィールドへ。

(確かバス停前の車内アナウンスで「Anfield」と聞こえたような…)

anfield,

バス停降りて、あまり人を見なかった印象があります、それだけ

試合の無い日は静かな住宅街といった雰囲気なのでしょう。

当日、芝生を養生中だったのは少し残念でしたが…

anfield,  anfield,

『THIS IS ANFIELD』

を、選手でもない素人の自分がタッチできたのには、感動しましたね。

anfield,

多くの著名人が「アンフィールドは特別」と口を揃えて言います。

自分の見た、あの穏やかな街が、スタジアムが、歓喜に包まれる瞬間

生涯で一度は体験してみたいことの一つです。

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ウェンブリースタジアム(おまけ)

"サッカーの聖地"

最寄り駅は地下鉄Jubilee線のWembley Park駅

駅からは、道幅広い一本道。

本音としては、旧ウェンブリーを見てみたかったのですが…

2007年開場したばかりだったので、スタジアムツアーは行われておらず

外から、その雰囲気を味わうだけ。

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プレミアリーグ

当時のプレミア"BIG4"(Arsenal, Chelsea, Liverpool, Manchester United)の

プレミアリーグホームゲームのチケット入手、特に現地調達はほぼ不可能。

(日本出発前にもネット購入試みましたが、既にSOLD OUT…)

したがって観戦するカードは中堅~下位クラブが多くなります。

レディング(Reading)戦が多いのは

レディングのホームゲームのチケットが"抱き合わせ販売"(2試合セット)だったこと

(これのお陰でArsenalの試合見れたんですけどね)

あとは偶然です。

しかし幸運なことに(後でご紹介しますが)な・な・なんと!

チャンピオンズリーググループステージのChelsea vs Schalke のチケットが

Stamford Bridgeのチケットボックス行ったらゲットできました!!

レディング vs ニューカッスル

レディングのホームスタジアム「Madejski Stadium」

最寄り駅はレディング駅(Reading station)

ホームステイ先の最寄り駅がイーリング・ブロードウェイ駅(Ealing Broadway station)でしたので

そこから電車一本で行けました。

スタジアムへは駅から出ているシャトルバスで10分位か。

madejski,

レディング vs ニューカッスル

レディング、申し訳ないが知っている選手ゼロ💦

ニューカッスルといえばアラン・シアラー(Alan Shearer)ですが、当時既に引退。

こうなると注目するのはマイケル・オーウェン (Michael Owen)一点。

1998年フランスワールドカップ、"ワンダーボーイ"の愛称で躍動した彼でしたが

当時は度重なる怪我の影響もあったのか、当時の面影、躍動感は感じられなかった。

madejski,

それでも「うわ~オーウェンだ~💛」といったミーハーな心と

人生初の本場イングランドフットボールを体験している状況に

ただただ興奮したこと、覚えています。

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フラム vs レディング

フラムのホームスタジアム「Craven Cottage」

最寄り駅は地下鉄District線のPutney Bridge駅

テムズ川と住宅街に挟まれた形で建つスタジアム。

スタジアムは、ArsenalのEmirates Stadiumとは真逆、とにかく古い!!

ただ、この"古さ"が

「古き良きイングランドフットボールの歴史そのものなんだな~」と

日本から来たただの腎移植レシピエントを、"知ったような感覚"にさせてくれます。

Craven,

古いとはいえ、スタンドの半分以上は改修済。

私は運が良いのか悪いのか分かりませんが…写真を見てお分かりのように古いスタンドでの観戦。

「床、抜けんじゃね??」

と、ヒヤヒヤしましたが、これもまた良い経験。

Craven,

試合内容は全く覚えていません💦両チームの選手全員知らんし…

レディングを一試合観戦していたので、レディング"寄り"で観てたと思います。

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ウェストハム vs ボルトン

ウェストハムの(当時の)ホームスタジアム「Upton Park」

最寄り駅は地下鉄District線のUpton Park駅

ステイ先のEaling Broadwayとは真東のエリア、街の雰囲気も違う。

upton,

観戦した試合の中で一番「高い」位置からの観戦。

選手の姿は小さいが、スタジアム全体を俯瞰でき、それはそれで堪能。

upton,

ボルトンといえばヒデ(中田英寿)が所属したクラブだが、残念ながら既に引退…

知った選手もおらず、勝敗の行方も覚えておりません。

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レディング vs アーセナル

再びのレディングのホームスタジアム「Madejski Stadium」

行くのは、もう慣れたもんです。

念願の"BIG4"の一つ、Arsenalの試合です!!

madejski,

パトリック・ヴィエラ(Patrick Vieira)が去ったチームの舵取りを任された

若き(当時)才能、セスク・ファブレガス (Cesc Fàbregas)

前シーズンからテレビで見ていて、存在は知っていた程度でしたが

現地に行くと、日本での認知度との違いに驚き。

ヴィエラの「4」番を引き継いだ彼に、"ガナーズ(The Gunners)"サポは

Arsealの未来を託しているようでした。

試合は戦前の予想通り終始Arsenalペース

アーセン・ベンゲル(Arsène Wenger)のパスサッカーを堪能する予定でしたが

私の目はフルタイム、セスクに釘付けでした。

madejski,

この試合はナイトゲーム。11月のロンドンの夜は寒い。

ステイ先に帰らなければいけませんから、試合終了5分前には席を立ち駅へ。

が、何でしょうか?地元サポが多かったせいが、駅にはあまり人がいないんですね。

更に日本と勝手が違い、電車の「どこ行きどこ行き」がよく分かりませんで…

時間もそこそこ遅くなっていたせいか、ロンドン中心部へ向かう電車が少ない(ような気が…)

ホームでひたすら来る電車を待つ間、ロンドンの寒さが身に染みる

手足はかじかみ、段々感覚も無くなってくる

心細さMaxの時、やっと電車到着。

が、その電車

ステイ先の最寄り駅イーリング・ブロードウェイ駅(Ealing Broadway station)を見事に通過!

パディントン駅(Paddington station)まで行っちゃいました…

車中、車掌さんのチェックがなかったのが救いでした、なんて英語で説明していいかわからん。

電車降り地下鉄に乗り換え、ステイ先に着いたのは深夜0時過ぎてました。

今となっては貴重な経験です。

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チャンピオンズリーグ

チェルシー vs シャルケ

cl,

まさかチャンピオンズリーグを生観戦できるとは。

ダメもとでStamford Bridgeのチケットボックス行ったらチケットゲットできた、という感じ。

試合はナイトゲーム

試合前、といってもまだお昼頃

マック入ったら、シャルケサポが一杯、チャントこそ歌ってなかったですが。

cl,

いよいよ試合開始

チャンピオンズリーグ・アンセム(UEFA Champions League Anthem)を聴いた時は、シビレました。

CLに限り、スタンドのサポーターにフラッグが配れれ貰えるそうで、超ラッキー。

cl,

当時のマッチレビューを今でも見れますのでリンク貼っておきます👇最高かよ!!

2008 Stamford Bridge - London Group stage - Group B
Chelsea FC 2 - 0 Schalke 04

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リーグカップ(カーリングカップ)

チェルシー vs レスター

観れる試合は観よう!ということでリーグカップ(当時"カーリングカップ")

リーグ戦と違って、試合数日前にStamford Bridgeチケットボックス行って簡単にチケットゲット。

chelsea,

懐かしいですね、シェフチェンコ。

当時はACミラン時代の輝きは影を潜め、カップ戦要員でした。

chelsea,

チャンピオンズリーグとは違い、この試合はフランク・ランパード(Frank Lampard) 一点集中観戦。

「うわ~こりゃうめーや」

対戦相手が当時二部レスターだったこともあるかと思いますが、一人力が図抜けてました。

chelsea,

この試合、カップ戦ということもあり観客はまばら、そのお陰で

試合前の選手のウォームアップを超至近距離で観ることが出来ました。

自分の目の前、ほんの数メートル先で、ランパードやチェフが"動いてる"!!

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まとめ(おまけ)

最後(おまけ)

1カ月間ホームステイ本番前の"肩慣らし"で行った3泊5日ロンドン小旅行

テニスも好きなので、聖地Wimbledonにも行こう!と思い

地下鉄District線に乗ってWimbledon駅へ。

駅へ着き、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)へ向かう。

しかし、少々様子がおかしい、なにやら多くの人がずら~と並んでる

3泊5日ロンドン小旅行は6月、そう!

その日は、全英オープンテニス(ウインブルドン)開幕前々日だったんですね。

「中入ってセンターコート観よ」なんて思っていた私が甘かった。

周辺は厳重な警備体制

「ここから(外から)中の写真撮っていいか?」と警備員に尋ねたら

「NO!」と言われる始末…(聞き方間違ったかもしれませんが)

その時の悔しさがあったので、その後の1カ月間のホームステイ期間中にリベンジ

センターコートの"中"に入ることは出来ませんでしたが(どうやら"ツアー"があるようだが…)

敷地内には入ることができ、ウインブルドン博物館も堪能できました。

以上

フットボールファンでは"ない"方にとっては、なんの面白味もない内容でしたが…一方で

今回の記事ターゲットである、CKD患者もしくは腎移植患者(レシピエント)で

海外、特にイングランドフットボール(プレミアリーグ)が好きな方々が

少しでも"本場"イングランドフットボールの雰囲気の一端を感じ取って頂けたら幸い。

現在、血液透析患者でも海外旅行は(旅行代理店を通じて)可能なようですが

私自身は正直、今はそこに幸福をあまり感じないんですね。その意味では

2007年のイギリス・ロンドン短期留学は

透析という"十字架"を背負うことなく

文字通り「自由」を満喫することができたわけです。

残念ながら移植腎は廃絶、在宅血液透析に身を置く今だからこそ

尚更、そこに幸福を感じるのです。

今回ご紹介した私の「イングランドフットボール観戦記」を

腎移植を待ってらっしゃる患者様が読んで頂き

少しでも気持ちがポジティブになれば幸いです。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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