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【患者の情報】私…「映画」や「ドラマ」の"美談"は良いが、「患者」の"美談"は苦手(不愉快)

唐突ですが…

先日の透析中、新海誠監督🎬『天気の子』を、Netflixで観た。

「初老のオッサンが、高校生の恋物語見ても、キモイだろ💦」

と、頑なに視聴を拒否ってた同監督の🎬『君の名は。』を、これまたNetflixで拝見し

不覚にも、痛く感動してしまった、その流れでの、今回の『天気の子』視聴。

ん~、『君の名は。』ほどの"心のざわめき"はなかったものの

それなりに作品自体、スーッと入ってはきた。

当たり前ですが

映画(アニメーション)は、"フィクション"です。

上記2作品は、フィクションどころか、オカルト的要素の作風に

登場人物の「愛」や「絆」が描かれている。

「愛」や「絆」…

今年に入り、TwitterやYouTubeを通じて

患者が自身の体験を「美談」に昇華する行為、並びに

患者の「美談」で、いとも簡単に涙し、患者に「美談」をより求める世論

"炎上"覚悟で

その"いびつさ"と不快感を、鼻息荒く表出してきた。

先にブログアップした

『患者の発信する「経験談」。話し手の"さじ加減"で別物になる?』も、そう。

なぜ(私は)

  • 「映画」や「ドラマ」の"美談"は良くて
  • 「患者」の"美談"は苦手(不愉快)なのか

昔から巷でよく聞く言葉で

「映画のような(ドラマのような)恋がしたい💗」

こんなことを、〇ソ真面目に思ったり言ったりする人々は、おそらく自分の人生にも

まるで映画のような(ドラマのような)出来事が"落ちてる"ことを、疑わない。疑わないから、

本気で、いつの日か「実世界」と「フィクション」とがシンクロする日が来る…

だから、「まるでドラマのような」人生を歩んでいる(※ように見せてる)人々の"物語"に

いとも簡単に感動し

「涙がとまりませんでした!」

「勇気をもらいました!」

などの言葉が、自然と湧いてくるのだろう。

だから同様に

患者の「美談」に「涙がとまら」ないし、「勇気をもら」うんでしょうか?

  • もっと、もっと美談をちょうだい!
  • もっと、もっと私を(俺を)泣かせてくれ!
  • もっと、もっと私に(俺に)勇気をくれ!

は~…なんなんでしょ?

ずっと何かを、誰かを探している

そういう気持ちに憑りつかれたのは

たぶん、あの日から…

(引用元:🎬『君の名は。』)

こんなの

映画だから!ドラマだから!マンガだから!!

生体腎移植を経験した患者の1人として

在宅血液透析を経験する患者の1人として

「そうそう、"感動ヒストリー"なんて、落っこってねーよ!!」

と、私は思うし、実際、日常に"愛"だの"涙"だのといった

ノンフィクション作品を構成する要素は、そうそう転がっちゃいない。

(引用元:過去ブログ『患者の発信する「経験談」。話し手の"さじ加減"で別物になる?』

「人にはそれぞれ、物語(ストーリー)がある」

一見、まともな一節だが、私には

「それって、本人の(周りの人間の)"見せ方"次第で、どんなものにでもなる代物、

そんなもんは本質ではない、所詮、表層的なものでしょ?」

でもまあ、価値観は人それぞれ。

日常の何気ない生活の中で

惜しげもなく、なんの抵抗感もなく、実用的に

「愛」だの「絆」だのといった言葉を口にする人は、きっといる(きっと多くいる)。

そして"類は友を呼ぶ"…

需要と供給が一致した先に

「愛」や「絆」で彩られた"美談"を欲する人々が存在し

それに応え"美談"を語る患者(その関係者)がいる。

I just try to live every day as if I've deliberately come back to one day to enjoy it as if it was the full, final day of my extraordinary ordinary life.

(引用元:🎬『アバウトタイム』)

ノンフィクションの世界なんて

一握りの人を除けば、いたって"普通"(ordinary)よ。

腎不全、腎移植、移植腎廃絶、在宅血液透析…

これだって、私にとっては、いたって"普通"よ。

勿論、これらを1パックでとらえた時、そう多くはないケースかもしれない。

人間としての"オリジナリティ"ではあるでしょう。

だからそれをコンテンツとして、現在発信している。

ただ、あくまで「事実描写」という手法で。

"オリジナリティ"とはいっても

私にとっては、所詮、何気ない日常の積み重ねでしかない。

そんな"普通"なことを、わざわざ

「愛」や「絆」といった"非論理的な要素"で装飾し

人様にむけて"ストーリーテリング(storytelling)"するなんて

こっ恥ずかしさ、ここに極まれり。

ただの「事実描写」は、確かに人をときめかせることはないが

文字通り、それこそが「事実」。

でもその「事実」こそ、本人にとっては"extraordinary"なんですよ…

と、まあ、これは

あくまで、私の独善的な価値観に基づく

「患者系インフルエンサー」としての、情報発信のスタイルです。悪しからずm(__)m

今年にはいって、韓流ドラマ🎬『愛の不時着』をループしているのは

平凡な生活(ordinary life)の反動ですかね💦

いいじゃないの( ̄▽ ̄)

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