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【医療従事者と患者】良い○○とは?悪い○○とは?専門家に対する素人の判断基準

2020年10月21日

relationship,

数日前、Twitter上で

"無能な医者"

という、少々キツイ言葉がバズったようで。

元ネタを見た時の、私の感想としては

医師の考える"有能な医師"と患者の考える"有能な医師"とは、随分解離がありそうだな。

ということ。すると

SNS上で時々やり取りさせて頂いている某心療内科の医師が

自身の複数メディアで

「いい医者と悪い医者」にフォーカスしたお話をして下さっていました。

※先生が常日頃からお感じになられていることで
私のツイートがあったから、というわけではないでしょうが…
なんか、ありがとうございました。

医師という立場を前提としたご自身の見解と

ライブ参加されていた一般の方々(専門職の方も含む?)の"体験談"を交えた内容で

興味深く拝聴させて頂きました。

具体的な事案のすり合わせは、現場の医療従事者の方々に委ねるとして

今回私が検討してみたことは

  • "良い"とは、そもそもどういったことをさすのか
  • "悪い"とは、そもそもどういったことをさすのか

「良い/悪い」の定義の深掘りです。

ことは、医師と患者という問題に限りません。

「良い」「悪い」の定義を掘り下げることで

人間それぞれの立場

専門家(弁護士、税理士、司法書士、行政書士)とクライアント

予備校講師と受験生

先生と生徒

親と子

夫と妻etc

互いの関係性の中で各々が

「良い」「悪い」の定義のどこに重きを置くのか

そのヒントになるように、記事をまとめてみようと思います。

【医療従事者と患者】良い○○とは、悪い○○とは

「良い」とは、どういうことが?

"GOOD" means…

(引用元:Dictionary.com

"英英辞書サイト"Dictionary.comで「good」を検索すると

なんと、42もの意味、定義が出てきます。

これらを、私の独断と偏見で

  • 人柄に関する定義
  • スキルに関する定義
  • それらを包含する"上位概念"的な定義

とに分類してみます。

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人柄に関する定義

morally excellent; virtuous; righteous; pious: 道徳的に優れている;徳;正義;敬虔な

well-behaved: 行儀の良い

kind, beneficent, or friendly: 親切、慈悲深い、または友好的

honorable or worthy; in good standing: 立派または価値がある;良好な状態

favorable; propitious: 好ましい;好意的

cheerful; optimistic; amiable: 陽気な;楽観的;愛想が良い

agreeable; pleasant: 快適;楽しい

attractive; handsome: 魅力的;ハンサム

close or intimate; warm: 親密または親密な;暖かい

(引用元:Dictionary.com

その道のプロ(専門家)へ"素人"が問題解決を求めに行く際

ファーストコンタクト、つまり相手の第一印象というのは、大事。

「相手の第一印象」という点は、プロもアマも共通することではありますが

素人からすると、少々敷居の高い"大先生"にお伺いをたてる時というのは

往々にしてメンタルは緊張状態にあるので

第一印象、つまり「見た目」や「印象」によって

その後の話の展開に気持ちよく入れるか否かが、大きく左右されると思います。

※先日、こんなツイートしました(2021年2月1日追記)

逆に

専門家側も、そこを意識する方、多いのではないでしょうか。

特に、顧客を獲得しなければいけない職種、例えば

個人事務所経営の法律家や、予備校講師などは

見た目、人柄を自己プロデュースして

利用者のハートを掴む、ということは、普通にやっていることでしょう。

とはいえ、素人側も

専門家の「見た目」や「印象」が

専門家としての能力と"イコール"ではないことぐらいは、認識しているはず。

それでもなお、表面的な情報で

人を信じる、信じないとなるのは、人間の性なのでしょうね。

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スキルに関する定義

satisfactory in quality, quantity, or degree: 質、量、または程度で満足

of high quality; excellent: 高品質;優れた

educated and refined: 教育を受け、洗練されている

competent or skillful; clever: 有能または熟練;賢い

skillfully or expertly done: 巧みにまたは専門的に行われる

(引用元:Dictionary.com

"今はもう学歴社会ではない"と

世間的には声高に叫ばれて久しいものの

悲しいかな?残念ながら?

学歴や有資格、オフィシャルに公表されている実績等で人をまずは判断する、特に

専門知識レベルで確実に劣る素人が、専門家を判断する材料としては

シンプルにして明確なもの、と思うのは当然。

例えば、医師などは「○○大学医学部卒」の他に

"ハー〇〇〇大学大学院修了"

"オッ〇〇〇〇〇〇大学博士号取得"

なんて経歴にあると、それだけで

「うん、OK!」

となる患者も、いるんじゃないでしょうかね。

専門家としての実績について、現在は

所属する組織のHPのみならず

個人でオウンドメディアを持って

自身の実績を公示されている方も、多くいらっしゃる。

一方で、大学受験の予備校などは

○○大学合格者△△△人!!などと

明確で分かりやすい数値で、その実績がオープン且つ

ある意味そこが全てなので

シビアな世界、といえばシビア。

見た目がどうの、話し方がどうの

志望校に合格させてくれれば、それでよし!となる。

まあ、一部アイドル的な位置づけの方も…今はいるのかな??

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全ての定義を包含する"上位概念"的な定義

reliable; dependable; responsible: 信頼できる;信頼できる;責任感がある

advantageous; satisfactory for the purpose: 有利;目的に満足できる

(引用元:Dictionary.com

素人としては、何をもって

「この人は、GOOD!」

と思えるのか。

ここでご紹介してきた内容のみで、あえて導き出せるとしたら

satisfactory for the purpose

目的に対し満足できる結果を得られるか否か

イケメン(キレイ、可愛い)で、いつもニコニコ

自分の話をいつも親身になって聴いてくれる。

その行為が仮に、専門家の見地からは、なんの問題解決にならないとしても

顧客の目的を果たしてくれて、顧客が結果満足感を得られれば

顧客(素人)にとっては、その専門家が

"Goodな専門家"

となるのかもしれませんね。(良い悪いは、別問題です)

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「悪い」は、どういうことが?

"BAD" means…

(引用元:Dictionary.com

同じく"英英辞書サイト"Dictionary.comで「bad」を検索すると

こちらも、36もの意味、定義が出てきます。

これらも、私の独断と偏見で

  • 人柄に関する定義
  • スキルに関する定義
  • それらを包含する"上位概念"的な定義

とに分類してみます。

人柄に関する定義

having a wicked or evil character; morally reprehensible: 邪悪なまたは邪悪な性格を持っている;道徳的に非難される

causing or characterized by discomfort, inconvenience, uneasiness, or annoyance; disagreeable; unpleasant: 不快感、不便、不安、または不快感を引き起こす、または特徴づける;嫌い;不快

easily provoked to anger; irascible: 怒りを引き起こしやすい;イライラする:無愛想

disreputable or dishonorable: 評判が悪いまたは不名誉

disagreeable or offensive to the senses: 感覚に不快または不快感を与える

(引用元:Dictionary.com

「Good」のところで

対面での第一印象が大事、と申し上げましたが

次にご紹介する「スキル」に絶対的な自信をお持ちの専門家で

「見た目?関係ね~よ!」と

無愛想を決め込む方、まあ一定数はいるでしょう。

自分が他人に不快感を与えていることに

自覚のある方、自覚のない方、これもいるでしょうね。

自分が他人に不快感を与えていることに自覚のない方、これは特に厄介。

このような方は、対素人との関係だけでなく

同じ組織内、同業者からの"うけ"は、決して良いとは言い難いのではないでしょうか。

ただ

組織内ヒエラルキーの縛りから、許容せざるを得ない場合もあるでしょう。

不潔で、無愛想で、不快感しか与えない人でも

その道の権威で、一応の実績もあれば、頭を下げなければいけない

そんな組織、どこにでもありそうです。

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スキルに関する定義

of poor or inferior quality; defective; deficient: 質が悪いか劣っている、欠陥がある;不足

inadequate or below standard; not satisfactory for use: 不十分または標準以下、使用に満足できない

inaccurate, incorrect, or faulty: 不正確、不正確、または欠陥

displaying a lack of skill, talent, proficiency, or judgment: スキル、才能、習熟度、または判断力の欠如を示す

not profitable or worth the price paid: 収益性がない、または支払った価格の価値がない

(引用元:Dictionary.com

「Good」の実績は、いわば"正の実績"

「Bad」の実績、つまり"負の実績"というのは

よっぽどの不祥事等がなければ、中々素人には分かりずらい。

「年間○○件、敗訴しました」

なんて公示する法律事務所、ないでしょうから。

何度か対峙して、その度に誤った結果をもたらされたら

さすがの素人も、その時点でこの人に「スキルがない」ことは分かるでしょうが

時に、それでは手遅れになってしまう事象もあるので、穏やかな話ではない。

したがって

素人なりの最低限の知識武装は、必要な世の中なのかもしれない。

ひと昔前までは、素人が素人なりの専門知識を得るにしても

専門書を買うなどする必要がありましたが

幸い、今の時代は違う。

素人がその気になれば、専門家が手にするような情報も

手に入れることは出来る、理解できる出来ないは別ですが…

さらに、個人的に厄介だな、と思うのは

途中でBad、つまり自分が満足する結果が得られそうにないな、と思っても

その状況を変えるためには

素人側に多大な精神的ストレスを強いられることは、否めない。

それまで投下した金銭などは、当然戻ってはきませんし…

※参照動画👇

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全ての定義を包含する"上位概念"的な定義

not good in any manner or degree: いかなる方法や程度でも良くない

(引用元:Dictionary.com

こちらに関しては、やはり「Good」同様

satisfactory for the purpose

目的に対し満足できる結果を得られるか否か。

  • 顧客の目的を果たしてくれて、結果、顧客が満足感を得られれば「Good」
  • 顧客の目的を果たすことなく、結果、顧客が不満足なら「Bad」

「Good」との違いは

素人、顧客側の姿勢が、専門家から見て"良い悪い"がある、という点。

「Bad」の場合、これには判断の余地はないように思います。なぜなら

何度も何度も、顧客が満足の結果を得られていないのに、専門家が

「いや、方向性は間違っていません」

と仰ったところで、いささか説得力はありませんよね。

繰り返しになりますが

「Bad」な状況を変える、抜け出すのは顧客、素人側の問題。

裏切られること1度や2度ならまだしも

3度、4度と"たらい回し"にされる状況は、ただただ気の毒でなりません。

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まとめ

thanks

山崎豊子著「白い巨塔」

何度もドラマ化され、古くは田宮二郎

数年前の岡田准一と松山ケンイチの作品もありますが

私の世代では、やはり

唐沢寿明の財前五郎と、江口洋介の里見脩二でしょう。

「白い巨塔」などは

"良い医者/悪い医者"とは?という命題に対し

非常にシンプルな構図で、視聴者が一つの「解」を見出すための

分かりやすい教材ではないでしょうか。

しかし、あれが全てでは当然、ありませんよね。

医療ドラマであれば、他にも

「Dr.コトー診療所」「ドクターX」なんかも、あります。

「私、失敗しないので!」と言われても

やっぱりあの感じ、受け付けない患者も、まあいるでしょうし。

弁護士ドラマでは「リーガル・ハイ」。このドラマも

弱者救済の使命に燃える黛真知子(新垣結衣)と

「正義は金で買える!」と豪語する古美門研介(堺雅人)

クライアントからすれば、裁判に勝訴することが目的ではあるが、かといって

金はかかるし"手段を択ばず"の手法は、いささかどうも、という場合も考えられる。

「結果良ければ、全て良し」

人間関係って、それだけで割り切れるものばかりでは、ないですよね。

じゃあ、色々考えなくてすむAIロボットがいいのか、という話になると

これまた、そういうことじゃないようにも思えるし…

「色々なタイプの人間がいるから、面白いじゃん」と言う人もいるが

私個人としては、自分が非常に気~遣い~な分

そうでない人とのコミュニケーションには、非常に骨が折れるし、心身とも疲弊する。

医者だろうと弁護士だろうと教師だろうと

神でもなければ、聖人君子ってわけじゃない、我々素人と同じ人間。

専門家に対しては一定の敬意は払いつつも、過度な期待はせず

自分自身がしっかりとした「芯」を持つこと、「芯」を持った上で

様々な人や状況に応じる「柔軟性」を併せ持つこと。

言うは易く行うは難し…

病気に関しては、自分ではどうすることもできない症状もあるわけで

その点、患者は医師に"マウントを取られる"、どうしようもないですね。

今回のテーマは、今回だけでまとまるものではありません。

そもそも、「解」などない命題。

皆さんの考える一つのキッカケになれば、この記事の役目は果たせたことになります。

敵前逃亡みたいで、すみません。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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