現在、私同様ブログ運営されている方
特に始めて間もない方々は、折に触れて
「今のやり方でイイんだろうか?」と
自身のブログ運営や方向性に思考を巡らせること、多いと思います。
2020年1月下旬からスタートしたブログ"腎生を善く生きる"
ありがたいことに、読者の方々が
少しずつではありますが増えていること
実感しております。
記事のテーマ選びに毎回頭を悩ませながら
なんとかかんとか
当面の目標だった100記事投稿を達成しました。
これを機に
これまでのブログ運営を振り返り
Table of Contents
【ブログの運営】ブログ"腎生を善く生きる"の、今後の運営・方向性を再考する
ブログ運営を再考するに至ったキッカケ
「一度ブログの方向性を再考してみよう」
こう思うに至るトリガーとなったのは、あるYouTube動画を見たこと。
ここで言われていたのは
ブログのテーマ選びで医療分野はNGジャンル
医者以外は基本やらない方が良い
理由は…
Googleが個人ブログに期待していないカテゴリーだから
個人が書いても上位にいけない時代になりつつあるから
ということ。
動画の主は、ブログやYouTube界隈では有名なマナブ氏。
動画内で彼が述べた内容の真意が
"ブログの収益化を考えた場合"
であることは理解しています。
命に関わる医療に関して素人が情報発信する行為に
Googleがフィルターをかけることは当然。
ブログ"腎生を善く生きる"の柱は大きく二つ
ポイント
- 在宅血液透析(及び透析全般)
- 腎移植
これらは全て、私自身が患者として経験していることではありますが
マナブ氏の理屈でいうと
私はブログで収益をあげることは難しい、ということになります。
そもそもブログを立ち上げたキッカケ
ではなぜ、そもそも私が
「在宅血液透析」並びに「腎移植」に関するブログを開設するに至ったか。
行政書士としての"つまずき"
行政書士として"私にしか出来ないこと"の模索
2019年秋に行政書士登録。
現在活躍されている行政書士の中には
「遺言・相続」分野を柱とする方多くいらっしゃいます。
遺言書作成の目的の一つとして
「遺産相続で残された者同士がもめないため」
という話をよく耳にします。
確かに間違いではないのですが
(言い方は悪いですが)"手続き上の理由"
を盾に遺言書作成を啓蒙し業務とすることに
私自身ずっと違和感を感じていました。
「人が死ぬということ」はどういうことか
紀元前から現代まで多くの哲学者が
未だ答えを見いだせていない命題ではありますが
生体腎移植をするもその移植腎が廃絶
現在(延命治療とも表する方もいる)血液透析、しかも
全国的にも珍しい在宅血液透析(HHD)をしながら
「死」を常に意識している私にとっては
逝くものに対しても残されるものに対しても
「生きること」「死ぬこと」とはどういうことなのか、答えのない命題を
寄り添い、共に考えてあげることが先で
その延長線上に「遺言書作成の支援」業務があるのでは、そして
依頼人一人一人と「死生観」について語り合い寄り添えることが
行政書士としての私のオリジナリティだと、考えておりました。
薬剤師との協業の画策、そして失敗
話の結末を最初に申し上げてしまうと…
「思わせぶりな態度を真に受けて"コクった"ら振られた」
といったところでしょうか。
毎月通う調剤薬局
私が在宅血液透析患者であるという物珍しさもあって
よくこちらの話を聞いてくれる薬剤師の方がいらっしゃいました。
先述した
"依頼人一人一人と「死生観」について語り合い寄り添えることが
行政書士としての私のオリジナリティだ"
という点にも"共感"してくれた(してくれたと勝手に思った)ので
「構想していた地元の方々との小規模意見交換会に、当該薬剤師さんも巻き込もう
じゃあ、その前に他の薬剤師の方々も加えた意見交換会をしましょう」と話を持ち掛けたところ
前向き(こちらも勝手に思って)ともとれる返答がありました。
しかし、実際詳細を詰める段階で、"お断りメール"を頂きました。
先方の理由としては…
- 私に行政書士としての実績がないこと
- プロ(薬剤師)として参加するとなれば、それ相応の準備が必要なこと
- 組織(○○薬局)所属のため単独では動けないこと
- 場所を借りる等、金銭問題が絡むこと
色々書かれてはいましたが、体よく断られた、というのがその時の実感。
ただ、ご指摘は至極ごもっとも。
白状すると
行政書士登録をしたことで、行政書士としての一歩を、成果を
早く築きたかった、そのためにやや気持ちが急いていたのは事実。
"お断りメール"を頂いた後、速攻で薬局へ出向き、直接
ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げたのですが…
同薬局は今も利用させてい頂いております。が、この件を境に
当該薬剤師さんが窓口で私の対応をすることはなくなりました。
気まずくなったことは事実ですね。
これまでと同様に接して頂ければ、と思うのはこちらの身勝手ですかね。
薬局、変えないといけないかな…
今の自分にしか表現できないこと、とは?
その後冷静に今回の事象を検討した時
当該薬剤師の
「私に行政書士としての実績がない」という言葉が
意外と芯を食ってるな、と考えるようになりました。
"行政書士として"の部分よりも
"実績がない"という部分です。
行政書士業務をするために行政書士資格を取得したわけですが
行政書士業務をすることは義務ではない
行政書士資格という箍(たが)を外して
一人の人間として今の自分に何が出来るだろうか?
今の自分にしか出来ないことはなんだろうか?
そう考えた時
末期腎不全から生体腎移植、移植腎廃絶、在宅血液透析をする自分に
ある種"人間としてのオリジナリティ"を感じたわけです。
私が腎移植を受けた時、又現在のHHD導入の時
実際に経験した患者の"ライブ感"ある情報が欲しい、と思いました。
専門医療機関のHPは数多くあれど、そこにあるのは
文字通り"専門医療情報"。
「患者の声」という形でご紹介されているものもありますが
"生活臭"のする情報というのは、意外と少ないな、との印象を持ちました。
特に、HHD患者は透析患者全体の数%満たない。
この状況下で私自身の経験と思いを発信することに
一定の意味はあるかなと、考えるようになりました。
この年までブログやTwitterには手を出してきませんでしたが
一念発起!
在宅血液透析(透析全般含む)&腎移植に関して経験した患者の
"ライブ感"ある情報を発信しようと、決意したわけです。
今後のブログの運営・方向性について
親友の言葉に救われた…
さて、今後のブログ運営・方向性について。
ブログやYouTube運営に関し、巷でよく耳にするのは
「毎日投稿、毎日更新」
という言葉。
ブログ開設当初、私もご多分に漏れず
記事の毎日投稿を意識し実行していましたが
すぐに"連続試合出場記録"は途絶えました。
今は
ブログ記事を毎日投稿することへの義務感や使命感はなくなりましたが
時々、一日の終わりに
「嗚呼~今日はネタが浮かばず、日中ブログもTwitterも動けなかった…」
とため息つくことも。
そんな話を、20数年来の無二の親友に吐露したところ
"励まし"のメールをもらいました。
ここに全文ご紹介します(※許可済)。
お疲れさまです。○○(友人)です。
さっきの△△(私)のLINE、
「今日はネタが浮かばず、日中ブログもtwitterも動けなかったよ」って書いてたけど…。
むしろここまですごいペースで書いてるなぁ…っていう方が実感です。
ブログとかってもちろん毎日書いてる人たくさんいるけど
△△の書いてることって、思いっきり自分のパーソナル…
しかも本来ならあまり触れられたくない部分をさらけ出しているわけじゃん。
自分のパーソナルをさらけ出すって、本当にパワーいることで。
それこそ身を削ってというか…。
しかもブログの柱に関しては腎移植の経験を経て現在の在宅血液透析に続く内容がベースで、
それにいわゆる透析全般のことをちりばめてる感じだよね。
これまで道がなかったところを切り拓いていくかなり壮大な柱ではあるけど、
書く内容を日々見つけていくのはなかなかしんどいんじゃないかなぁ。
ネタって言い方したら失礼なんだけど、
日々に大きな変化があるわけではないから(あったら危ないし、怖いし…)、
書く内容も毎日溢れだして止まらないっていうものでもないよね。
無茶苦茶ヘビーなアウトプットを続けているので、
自分が気づかないうちに大変な消耗をしてるはずです。
…ほら、ボク一応執筆が仕事になってた時期あったじゃん。
素材ありきだったとしてもそんな感じだったから、
今の△△考えるとなおさらそう思うんです。
なので、書けない日があってもいいと思います。
あらためて今の在宅血液透析をはじめとしたブログ内容の中で、
素材(…ネタよりいい言葉見つかった!!)になることを見つけたり、
「これを知ってほしい」「これを伝えたい」とか、
「この経験ってレアだよな」
「これって当たり前にやってるけど、知らない人からしたら怖いのかなぁ」とか、
そういうことを考えてみると新たに書きたい内容が見つかってくるんじゃないかなぁ…って。
書きたいことが見つかったら、それを書くために新たな情報をインプット
(場合によっては取材なんかも!?)することも必要になってくるはずです。
こういう作業を考えるだけで、
ほぼ毎日執筆を続けていたこれまでがどれだけすごかったんだ! …ってあらためて思います
(自画自賛していいレベル(笑))。
それだけ書きたいこと、伝えたいこと、そしてそれに伴う知識も持っていたという意味で、ね。
なので、
「今日書けなかった」ことを嘆くことなく、
うまくバランスを考えながら、そして自分のペースをうまく見つけながら
これからも書き続けてくださいね。
なんか長々と失礼しました。
なんだか、気持ちが一気に楽になりました。
毎日毎日、次々新しい記事テーマが見つからないことに
投稿記事が世間で言われるようなペースで積みあがっていかないことに
「頑張りが足りないのかな…」
と自分の不甲斐なさを感じる一方で
「そうそう"ネタ"になるようなハプニングは起きないよ…」
と思う自分も。
でも、それも結局
独りよがりの単なるエクスキューズなのかな、と。
そんな自分に親友がくれた言葉の数々。
親友とは言え第三者がくれた言葉によって
「今のままでいいんだ」と
気持ちの整理がつきました。
まとめ
開設当初から考えているブログのターゲット層は
- 現在、在宅血液透析を行っている方
- 在宅血液透析の導入検討している方
- 腎臓移植手術を受けた方
- 腎臓手術を希望されている方
つまり、あくまで私自身の経験が届きやすい方々(腎臓病患者)。
今後は少しそのターゲット層を広げていこうと考えいてます。
腎臓病患者以外の、いわゆる健常な方々にとって
「人工透析」や「腎臓移植」はあまり関心のある話題ではない(と思われます)。
彼らに対して、私が自分の言葉を届けようとするアプローチで何を生み出せるか
正直、そこまでの未来予想図は描けてませんが
交わることのないと思われた層との繋がりが生まれること自体は
私にとっても非常に刺激的なものになる可能性があると思うのです。
とはいえブログについては
「在宅血液透析(透析全般含む)&腎臓移植」に関するテーマを
できるだけ外さないようにして(たまに"Coffee break"あり)
それ以外のテーマについて表現する場は
Twitter中心になるでしょう。
上記に登場したマナブ氏のTwitterにはこのような記述がありました。
https://twitter.com/manabubannai/status/999453145573900290?s=20
「無意識に3年以上続けている分野」となると…
- 陸上競技:中学~大学4年まで継続、100m PB10,6
- サッカー観戦:1983年トヨタカップ グレミオvsハンブルガーSVから継続
- 英語学習:20代中盤から(いくどかの中断はさみつつ)継続
- 海外ドラマ鑑賞:「24 twenty four」から継続
殆どが趣味の領域ではありますが
Twitterらしいテーマといえばテーマなので、まあ問題はないでしょう。
趣味領域のツイートを読んだ方が、運よく「プロフィール画面」まで"足を運んで"
「腎保存期で生体腎移植➡十数年後移植腎廃絶➡透析生活を経ずにHHD導入」
という記述を見る。
「ん??なんだHHDって??」と思っていただき
その流れで当ブログURLをチェック、そしてブログに訪問して頂ければ…
最後に改めて、当ブログ内にもございます
私の理念(ポリシー)をご紹介して記事を締めたいと思います。
~共 生~
現実を受け入れ、
自分としっかり向き合う。
「善く生きる」ことの意味を
問い続ける旅の途中で、
出会うであろう全ての人が、
善く生き、
悔いのない人生を送るための、
一助となる。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。