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腎臓移植

【腎移植と患者心理】腎臓移植手術を受けた患者の心理状況変化。患者自身で当時を振り返る。

2020年1月28日

Psychological

全8回(番外編含む)にわたって、

自身の生体腎移植手術時の入院生活を、当時の「入院日記」とともに振り返りました。

拙文にて支離滅裂な箇所も多々あり

読者の方々におかれましては、大変読みにくかったと思われますが…

日記という非常にプライベートなモノを"公"に晒した

私の"勇気"に免じて、お許しください🙇 

今回は"最終章"として

患者の「心理」をキーワードに

手術前から退院前日までの各段階を振り返り、まとめとしたいと思います。

段階分けとしては

  1. 手術前
  2. 手術当日
  3. 手術直後
  4. 手術2~3週間後
  5. 退院前日

各段階における心理状況の変化としては

  1. uneasy
  2. worried, but determined
  3. discomfort
  4. relieved
  5. positive

では、個別にご説明して参ります。

【腎移植と患者心理】腎臓移植手術を受けた患者の心理状況変化。患者自身で当時を振り返る。

1.手術前:uneasy

worried

 

uneasy means

slightly worried or uncomfortable about a particular situation

(引用元:Cambridge Dictionary

入院前、つまり

移植手術を受けることが決まり、入院する前までは

「移植」「手術」を、単なる単語としてしかとらえられていなかったことが

実際に入院してみて、すぐ実感しました。

特別な状況(a particular situation)に今自分はいるんだ

と。

手術前の準備から具体的な術式等の説明を受けるにしたがって

「なにやら得体の知れないことを自分はこれから行うのだな」と

気持ちがだんだん不安になっていきました。

初めての人工透析

透析室に行くときも、ビクビク

透析室に入っても、ビクビク

穿刺される時も、ビクビク

免疫抑制剤を初めて飲む時

「これを飲んだら、自分の身体はどうなっちゃうんだろう…」

と、これもビクビクしながら、最初の一粒を飲んだの

今でも覚えています。

手術前日

極度の不安から不眠に陥ってしまう患者がほとんどらしく

そのため、前もって睡眠導入剤を服用されました。

自分もそのおかげでぐっすり眠ることができました。

正直、前日になってしまうと

私の場合は、かえってリアリティが感じられなくなってきて

放心状態に近い感じだったかもしれません。

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2.手術当日:worried, but determined

 

worried means

anxious because you're thinking about problems or other unpleasant things that are happening or may happen

(引用元:Cambridge Dictionary

determined means

showing the strong desire to follow a particular plan of action even if it is difficult

(引用元:Cambridge Dictionary

手術当日。

スタッフからお呼びがかかり、手術室へ向かう準備をする。

ベッドで仰向けの状態での移動。

天井の景色を見ながら手術室へ向かう道中、周りの家族に色々話しかけていたのは

これから始まる手術への不安に押しつぶされそうな自分の気持ちを

少しでも紛らせようと、自然に出た態度だったんだと思います。

ライトに照らされた手術台を見た時は、もう覚悟は決まった。

「よし!いよいよだ…」

ただ、横になり

周りの医療スタッフの慌ただしく動く様を見たり

医療器具のカチャカチャする音を聞き、そして

骨髄麻酔を受けるため猫背のポーズをした時

一度決めた覚悟が少し揺らぎ、また不安な気持ちが襲ってきた。

しかし、主治医の顔を見て、そして

「お母さんも順調だよ、いい腎臓だ」 の一言で

これからの手術への恐怖は、なくなりました。

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3.手術直後:discomfort

 

discomfort means

a feeling of being uncomfortable physically or mentally, or something that causes this

(引用元:Cambridge Dictionary

身体に、色々なモノがつながっていて、自由が全く利かない。

術直後は、硬膜外麻酔で傷口そのものの痛みはないが

その後それがとれると

大量に投与されている点滴で両腕が痛い😖 

足が曲げられない(移植腎が入ってる右側)

当然、寝返りが全くうてないことで背中が痛い😖 

痛みと、自分の身体を自分の思う通りに動かせないことで

不快指数MAXです。

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4.手術2~3週間後:relieved

 

relieved means

happy that something unpleasant has not happened or has ended

(引用元:Cambridge Dictionary

点滴やドレーンが取れる。

痛みも徐々に軽減され、身体の自由がある程度確保されてくると

それまでの気分不快から一気に解放され

また、症状も比較的落ち着いた日々が続く過程では

非常に穏やかな気分で退院までの日々を過ごすことができました。

例外を除いては…👇

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5.退院前日:positive

 

positive means

full of hope and confidence, or giving cause for hope and confidence

(引用元:Cambridge Dictionary

急性拒絶反応やサイトメガロウイルス感染症は、当然気になるところですが

そこは先生方を信じるしかありません。

退院後の生活のことをイメージすると

日々の生活は自己管理、つまり全ては自分次第です。

「自分なら出来る」と

前向きな気持ちに、自分から持って行ったような気がします。

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まとめ

thanks

Preoperational anxiety

という言葉があるようですが、

生体腎移植手術に限らず、

外科手術を前にした患者の心理状況は、十人十色。

術後の心理状況も、そのオペの種類によって、また異なると思います。

つまり

患者の「気持ちは」、患者自身にしかかわからない

でも

実際、生体腎移植手術を受けた私は、それに近い境遇の方々の気持ちを

"推察"すること

は、僅かではありますが出来るかもしれません。

これからも、皆様の「心」に

少しでも何かを届けられるような

そんな記事と投稿していければ、と思います。

今回も、最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。

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