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【医療情報と患者】医師の『フロー型情報』と『ストック型情報』、患者にとってはどちらも大事です

information, flow, stock,

"外科医けいゆう"こと山本健人医師

医療情報サイト『外科医の視点』運営

Twitterフォロワー数は8万をゆうに超える(2021年2月時点)

その界隈では非常に影響力のあるお方。

プロフィール

(引用元:『外科医の視点』)

同医師が先日、Twitter上で

「情報発信」に関し、非常に示唆に富んだ内容のツイートをされておりました。

激しく同意させられる内容で、素人の私などはただただ関心。

おそらく同発言内容は山本医師の同業者つまり

医師並びに他の医療従事者へ向けたものと推察します。

そう考えた時、同発言内容を私のような

"イチ素人"&"イチ患者"

の立場から再考してみると、別の視点が湧いてまいりまして

僭越ながら、"イチ素人イチ患者"なりの考えをいくつかリプライさせて頂きました。

今回は、その内容の真意を少し細かくご説明申し上げようと思います。

【医療情報と患者】『フロー型情報』と『ストック型情報』、患者にとってはどちらも大事

『フロー型情報』と『ストック型情報』とは

"フロー"と"ストック"

そもそも

  • "フロー"とは何を意味するのか?
  • "ストック"とは何も意味するのか?

「そんなもん、知っとるわ!!」

と言われそうですが💦一応ご説明します。

私が「中小企業診断士試験』受験時に(落ちましたけど…)使用した参考書

石川秀樹著『速習!マクロ経済学』によりますと

定義
  • "フロー"とは、一定期間における変化量
  • "ストック"とは、ある時点における存在量(残高)

を意味すると記述されています。

※石川秀樹著『速習!マクロ経済学』今は"2nd edition"が発刊されているようです。

予備校さながらの授業が全て、YouTubeで無料で見れます。

その点考えると、書籍代は安い買い物だと思いますよ。

同書では"フロー"と"ストック"の違いを「水道」で例えています。

水道から一定期間流れる水の量は、一定期間における変化量ですからフロー

水がたまった量は、ある一時点での存在量ですからストック

(引用元:石川秀樹著『速習!マクロ経済学』)

"経済学"に落とし込んで考えると(大そうなことじゃないですが💦)

  • 「生産量」や「消費量」は"フロー"
  • 「資産」や「負債」、人口は"ストック"

となります。

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『フロー型情報』と『ストック型情報』

フロー"型情報"とストック"型情報"となると

どのような意味合いを持つのでしょうか?

フローは英語でFlowつまり"流れ"ですので

日々テレビや新聞紙面を"流れる"ニュースや

Twitterはじめ、各種SNSの"タイムライン"の類は『フロー型情報』

ストックは英語でStockつまり"貯める、蓄積"ですので

書籍やデータベースは『ストック型情報』

少々微妙な立ち位置をとるのが「ブログ」。

その日その日の出来事を徒然に書くようなブログは『フロー型情報』でしょうし

普遍的なテーマを深掘りして書き上げたブログは『ストック型情報』と言えるかもしれません。

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患者は『フロー型情報』も『ストック型情報』も必要としている

さて、話を冒頭にご紹介した山本健人医師のツイートに戻しましょう。

このツイートで山本健人医師が"同業者"の方々へ伝えたかったことは…
(勝手にサマリーしてすみません)

最近の医療情報発信はフロー型に偏りつつある。

確かにフローの方が派手で目立ち「役に立っている感」を得やすい一方で

ストック型発信は「役に立っている感」を得にくい。承認欲求は満たされにくく目立たない。

でも

本当に困った人が検索してたどり着くのはストック型で

病気になった患者は、ピンポイントの検索ワードでストック型コンテンツを探しに行く。

長期的に誰かの役に立ち続けているためにも

地味で"バズらない"情報サイトやブログ記事、書籍などによる発信は大切。

といったところでしょうか(ほぼ"丸写し"ですが💦)

この中で、"医療の素人イチ患者"の私が注目した点は

本当に困った人が検索してたどり着くのはストック型で

病気になった患者は、ピンポイントの検索ワードでストック型コンテンツを探しに行く。

という部分。

患者がストック型コンテンツ目当てに"ググる"こと確かにあるでしょう。

ひと昔前は、もっとその傾向が強かったのでは?

私が先行型生体腎移植手術を受けた頃は、そもそも"ググる"なんて言葉そのものがなかったし…

「ピンポイントの検索ワードでストック型コンテンツを探しに行く」ことすらなかった当時は

患者及び家族が本屋に行って、必要(と思われるよう)な書籍をせっせと買い込むくらいが関の山。

そんな時代から月日は流れ、患者のマインドも変化しているんじゃないでしょうか。

下記のブログ内にも記述しましたが👇

今や多くの方が(もちろん私も含め)情報に対して受動的(ではないかと推察)

日々、膨大な量の情報が、目の前を流れていく(=フロー型情報)

たまたま引っかかったモノ、それらの多くは往々にして自身の趣味/趣向に合ったもので

それ"だけ"は、自分の手の中(=スマホ等)で検索する。

その手軽さに慣れてしまった結果、昔風に言うと

「自ら苦労して調べる」ことをしなくなる、できなくなる。

患者が、解らないことを調べるには『ストック型情報』が有益であること理解しながら

《解らないことは自ら調べるという姿勢》

そのものが取りづらくなっているのかな、と。

その帰結として、今の患者の方々を拝見していると(特にSNS上で)

日々の生活(治療)の中で互いの『フロー型情報』(=ツイート)で

癒され、安心し、前向きになったりもしてるように見えます。

つまり

  • 本当に困った人が検索してたどり着くのはストック型「と」フロー型
  • 病気になった患者は、ピンポイントの検索ワードでストック型コンテンツ「と」フロー型コンテンツを探しに行く

とも言えるのかなと、"イチ素人イチ患者"の意見としてはあります。

我々患者の立場からすれば、医師の方々の情報というのは

『フロー型情報』だろうと『ストック型情報』だろうと貴重なものなのです。

ただ、昨今の時流として懸念されるのは

"誤った医療情報の流布"に関する問題。

この点、医療の素人である我々は"無防備"な面があり

誤った方向にいとも簡単になびいてしまうという「脆弱性」を持っております。

コトは深刻ですね…

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『フロー型情報』は『ストック型情報』に"昇華"しうる

これは私個人的に感じていることです。

2020年1月にブログ『腎生を善く生きる』を開設、それに追随する形で

同年1月下旬にTwitterを開始。

ブログについては開始当初から

「その日その日の出来事を徒然に書くような」内容にするつもりはなかったので

私の中では一応、ブログ=『ストック型情報』との認識。一方

Twitterは、言わずもがな『フロー型情報』

※ただ、Twitterとはいえ文字通り刹那的に"つぶやく"のではなく

140という文字制限の中で「一つのストーリー」を完結させるような内容にする意識はしておりますが…

ブログ=『ストック型情報』というのは"テーマ選定"が重要

且つ、そのアイディアを捻出する作業は時に"産みの苦しみ"となることも。

そんな時役に立つのがTwitter=『フロー型情報』

HHD連日血液透析する日々の"流れ"でフトした思いをつぶやく中で

それら呟きの数々が「点」から「線」そして「面」となり

自己の"資産"(ブログ)となるヒントやテーマが形成されることがあるんですね。

所詮医療の素人、だが患者の立場・目線で発信できる情報もある!との思いで始めた現在の活動。

歩き出してまだ1年足らずではありますが、その1年間を経て最近

フロー(Twitter)とストック(ブログ)の両輪が上手く回ってる実感があります。

何事もバランスが大切ということでしょうか。

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まとめ

冒頭にご紹介した"外科医けいゆう"こと山本健人医師のツイートに対し

僭越ながら私がリツーイトしたものも、ここに乗せておきます。

こうして書いていて思ったのは、この先

「情報」という概念そのもののが変わっていくのでは、ということ。

世の中のあらゆる事象や価値観まで、目まぐるしく更新されていく中で

未来永劫、普遍的な価値観を保持し続けられる「情報」がどれほどあるだろうか?

《医療》の分野なのは、テクノロジー分野と共にその最たる領域かもしれません。

まあ、そうなったらそうなったで「フロー」「ストック」の概念も変わっていくんですかね。

年齢を言い訳にせず

時代に変化・波に"のまれない"よう、日々の自己研鑽に励みます(言うだけはタダ😁)

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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