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在宅血液透析 流れ

【在宅透析のサブ業務】在宅血液透析(HHD)では、"採血"も患者自身で行います!

2021年9月9日

bood, 採血

在宅血液透析(HHD)では

血液透析(HD)に関する全てのことを

在宅で患者自らが行う

現在、通院血液透析を行っている患者さんで

  • 在宅血液透析に興味のある方

現在、腎保存期の患者さんで

  • 在宅血液透析に興味のある方

在宅血液透析について上記のようなイメージ、お持ちかと思います。

しかし…

「採血」まで、在宅で患者自身で行う

ということ、ご存じない方、多いのではないでしょうか。

HHDを管理する全ての医療機関が、そうというわけではないでしょうが

少なくとも、私のHHDを管理して頂いている医療機関では

「採血」も、在宅で患者自身で行います。

そこで今回は、画像も交えながら

在宅での採血から、検体の発送までの一連の流れを

簡単にご説明申し上げます。

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【在宅透析のサブ業務】在宅血液透析(HHD)では、"採血"も患者自身で行います!

初めに(全体の流れ)

採血

採血は、透析「前」と透析「後」行い

それぞれの検体を検査機関(クリニック経由)に発送します。

検体を入れる「スピッツ」は

中に"抗凝固剤"が入っているものと、入っていないものがあります。

  • "抗凝固剤"が入っているものは、透析「前」のみ
  • "抗凝固剤"が入って"いないもの"は、透析「前/後」

使用します。

お断り

どの「スピッツ」に採取した検体が

なんの検査項目算出に使われるのか

私には、サッパリわかりません…

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準備(必要医療備品一覧)

採血

  • アルコール綿
  • ルアーアダプター
  • スピッツ
  • スポイト

それぞれが、どの場面で、どう使うか

これからご説明いたします。

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採血

採血

血液ポンプが回り、透析開始された直後

※正確には"除水のみ"(限外濾過(ECUM))モードにしてます。これは私独自💦

血液回路動脈側アクセス部近くの「サンプルポート」(上記写真)を

アルコール綿で拭きます、なぜなら"ここ"から血液を採取するから。

採血用の「ルアーアダプター」(上記写真参照)の蓋と紙テープを剥がし

「ルアーアダプター」先端を「サンプルポート」に差し込みます。

尚、この直前に血流量を"200"→"100"へ一時的に落としておきます。

「ルアーアダプター」に採血用の「スピッツ」(上記写真参照)を差し込み、採血。

スピッツ内は陰圧となっているので、規定量まで血液が入り込んできます。

現在は…透析前は

  • "抗凝固剤"が入って"いない"スピッツ1本
  • "抗凝固剤"が入っているスピッツ2本(場合により3本)

透析後は

  • "抗凝固剤"が入って"いない"スピッツ1本

採血します。

尚、"抗凝固剤"が入っているスピッツの場合は

採血した直後に、軽く振ります(抗凝固剤を検体に行き渡らせるため?)。

"抗凝固剤"が入っているスピッツは

この時点で、発送用のビニール袋に入れてしまいます。

※採血が終了したら、モードをECUMから「HD」モードに切り替えます。これは私独自💦

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遠心分離

遠心分離機

透析前/後に使用する

"抗凝固剤"が入って"いない"スピッツで採取した血液は

遠心分離機にかけることになります。

血液採取後、遠心分離機にかけるタイミングですが

"スピッツ内の血液が少し固まった事を確認してから"。

そこそこの大きさの遠心分離機(幅約25㎝/高さ20㎝強)を

透析中の患者つまり私の手の届く場所に置くことは、無理ではないでしょうが

実際、遠心分離機は、私からは離れたコンセント脇に置き

採取した血液の入ったスピッツを、妻に手渡しし

妻がそのスピッツを遠心分離機にセット

遠心分離機の蓋を閉め、作動させてもらってます。

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血清採取

検体を遠心分離する時間は約10分、回転スピードは"3.0×1000"RPM

補足

RPM:"revolutions per minute"または"rotations per minute"

遠心分離機にかけられた検体は、上記画像からもわかるように

黄色っぽい「血清」と、赤褐色の「血球」とに分離されます。

HHD導入当初は、"この状態"で検査機関に郵送しておりましたが…

検査項目のいくつかに、異常値が見られることがしばしばあったことから

(輸送時の不可抗力??)

現在では血清"のみ"をスポイトで吸引し

別容器に入れ直してから、検査機関(クリニック経由)へ郵送しています。

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発送

採血

透析前採取した検体(スピッツ3本)&透析後採取した検体(スピッツ1本)を

ビニールの小袋に入れ、更に"プチプチ緩衝材"に包み

ゆうパックで、検査機関(クリニック経由)へ郵送します。

「夏場はポストへの直接投函は控えた方が…」

HHD担当臨床工学技士さんからの留意点がございました。

それならば、ということで

四季関係なく毎回、検体は郵便局本局へ持参し、手渡ししています。

(と言っても、これも妻にお願いしちゃってます…)

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まとめ

thanks,

「家で採血して、遠心分離機まで使ってるんですか!!」

以前、"シャント外来"の時、お付きの看護師さんが驚かれてました。

そこは透析クリニックなので、当然ながら看護師さんも透析の、言わばプロ。

そのような方々も「在宅血液透析」となると

そこに関わりがないと、色々"新鮮"なことがあるようです。

提示させて頂いた画像をご覧いただいて、お気づきかと思いますが

今回ご紹介した、在宅血液透析における採血並びに関連する処置は

HHD患者自身が、血液透析「中」に行います。

血液透析を施行しながら、あれもこれも…

今では慣れたもんですがね。

採血並びに関連する処置を行うには、当然姿勢は座位

「血清を取り出す」には、テーブルの上で

穿刺針が刺さり、血液回路を介してコンソールと繋がっている

シャント肢も使って、動かしながら作業します。

この際、シャント肢が動いたことにより「静脈圧上限警報」が鳴ることしばし。

この点踏まえ、今では"作業中"は

一次的に血流量を200→180~190に下げて行ってます。

こんなことも含め

HHDに関しては、現場で経験して"解っていく"ことが多い

そんな印象を

導入9年目に入った現在でも、痛感しております。

したがって私は、ネガティブな意味での

「在宅血液透析に"慣れた"」

と思うことは、ありません。

手技及びその手順等の慣れは当然あるでしょうが

導入から何年経っても、HHDの最初(広義のプライミング)から

最後(返血/抜針/止血)まで※後片付けは妻任せ💦

緊張感を、今でも保持してます。

専門医療者不在の在宅血液透析においては

この点、非常に重要は「心構え」だと、思います。

今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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