2013年8月7日、在宅血液透析1回目。
そして…
2021年6月3日、在宅血液透析
「2000回」!!
要した年数
7年+9カ月+28日
色々ありました…
在宅血液透析2000回突破
【在宅透析の歴史】祝🎉🎊在宅血液透析(HHD)2000回達成!!~その軌跡を数字で振り返る~
節目の年月日
記念すべきHHD1回目
2013年8月7日
HHD100回目
2014年2月10日(188日/6カ月4日)
HHD500回目
2016年2月21日(929日/2年6カ月15日)
HHD1000回目
2018年3月4日(1671日/4年6カ月26日)
HHD1500回目
2019年10月21日(2267日/6年2カ月15日)
そして…HHD2000回目
2021年6月3日(2858日/7年9カ月28日)
年代別HHD施行回数
年代別のHHD施行回数に影響を及ぼす「透析スケジュール」
8年の間、数回変更をおこなっております。
[su_box title="参考データ(HDP)" style="soft" box_color="#0d57fb"]
HDP(Hemodialysis product)は、透析スケジュールに注目した適正透析の指標で
「1回透析時間」×「回数²」
で計算される。つまり
実際の代謝物除去量ではなく
時間と頻度だけで評価される。
[/su_box]
隔日(一日置き)/5時間透析/HDP=61.25
※隔日(一日置き)では週当たりの回数にバラツキが生じるので、「2週間で7回→7÷2=3.5」で算出
2013年8月7日~
「中2日は空けないこと」
これはHHD管理医療施設主治医からの指示、つまり
"通院"ではなく"在宅"を選択した場合の、謂わば"マスト"条項。
ここを順守すれば、ある意味
「何時間透析しても、何回透析しても、構わない」
というのが在宅血液透析では、可能っちゃ可能。
私の主治医も「患者の意思を尊重する」立場をとって下さっているので
HHD導入当初から、透析スケジュールの決定権限は「患者(私)」にありました。
「何時間透析しても、何回透析しても、構わない」
とは言われましても…何もかも初めて。
一方で
「せっかく在宅血液透析導入したんだから!!」と
多少"前のめり"の感は、あったと思います。
結果、私の中で"落としどころ"としたのが
"隔日(一日置き)/5時間透析"
でした。
週4回(月・水・金・土)/5時間透析※㈯のみ4時間透析/HDP=約80
2013年11月30日~
今では当たり前となった「血液透析を連日行う」こと。
ここで㈮㈯と、初めて"連日血液透析"を体験することになります。
「透析終わった、その次の日も透析する」
当時は
「透析を連日行う」ことへ肉体的/精神的な"壁"のようなものは、ありました。
ただ、HDPの算出式を見てお分かりの通り
「透析"回数"を増やす」ことは
「透析"時間"を増やす」より、HDP値を上げることは出来ます。
[su_box title="注意!!" style="soft" box_color="#fb160d"]
HDP=「1回透析時間」×「回数²」
HDP(Hemodialysis product)に関してはエビデンスレベルがまだまだ低い状況。
あくまで"私が個人的に意識している指標"というだけで
全ての透析患者様が意識する類のものではないかと。
関心のある方は、必ず主治医にご確認下さい。
※参考ブログ👇
[/su_box]
したがって(あくまで私の気持ちの中では)
「透析"回数"を増やさなければならない、そのためには"連日血液透析"が生じるのは不可避」
との思いがありましたので
ある種、覚悟もを持って臨みました(※今は何とも思いませんがね💦)
※週4.5回(2連日-休-2連日-休…)/4時間透析/HDP=81
※"2連日-休-2連日-休…"=2週間で9回→「9÷2=4.5」として算出
2014年9月12日~
先述した
「透析を連日行う」ことへ肉体的/精神的な"壁"
を超えたことで
「2連日-休-2連日-休…」のスケジュールで透析施行。これにより
透析"時間"は1h短縮し4hとなっても、HDP値は若干上回れる。
と、意気込んで始めはしましたが…
この時期、非常に、非常に体調が悪くて💧💧💧(下記ブログ内"2014年"ご参照)
あまり長くは続かず
次に挙げる透析スケジュールに移行することとなります。
週4回(月・水・金・土)/4.5時間透析+α/HDP=72+α
2013年12月13日~
翌年2014年初めから、某市役所で公務員としてのフルタイム勤務が始まりました。
通退勤時間が短いとはいえ
フルタイム勤務をこなし帰宅し、5時間透析を施行することは
肉体的にも精神的にも、そして時間的問題もあり、継続は難しかった。
追い打ちをかけるように、先述した体調不良の頻発…
まあ、疲れちゃったですね💦
※公務員生活はたった1年で終わることとなりました。
透析"時間"は30min削ったことになりますが
HDP=「72」はキープ。
この"HDP=72"という数字は、一つの目安かな、と。
下記ブログでもご紹介しましたように
病院側が定めたHDP=72を一定期間下回った場合を
在宅血液透析の中止基準としている医療機関もあると聞きます👇
生活の変化、体調の変化で揺れに揺れた時期が続きましたが
ここからしばらく、この
"週4回(月・水・金・土)/4.5時間透析+α"
の透析スケジュールが継続することとなります。
※ちなみに…「+α」というのは、4.5時間透析終了した後
「あともう少し続けようかな!」と、肉体的/精神的に余裕があった場合は
そのまま10~20min透析を続けるという意味。
週6回(日・月・火・水・木・金)3時間透析※㈰のみ4時間透析
2017年5月21日~現在に至る…
週4回→週6回への変更
ほぼ毎日、血液透析を行っていることになります(唯一の非透析日は㈯のみ)
グラフからも
施行回数の顕著な変化が、ご覧頂けると思います。
"HHD100回"毎経過日数
801回目から900回目、血液透析施行"100回"に要した日数「118」
それまでの期間との数値差は、グラフを見ても歴然。
2017年7月11日(801回目)~2017年11月5日(900回目)
上述したように、2017年5月21日から
[su_note note_color="#fdfda1"]
週6回(日・月・火・水・木・金)3時間透析※㈰のみ4時間透析
[/su_note]
透析スケジュールの変更が「"HHD100回"毎経過日数」を見ても明らかです。
まとめ
ホント、色々ありました💧
数字から"だけ"では分からない、色々なことが…💧💧
これについては、数字を追っかけるより
先にご紹介させしたブログを是非ご覧頂きたいと思います👇
在宅血液透析「2000回」!!
所謂、標準血液透析(週3回/3~6h未満)の通院透析患者さんでは(単純計算で)
約14年かかります(2000÷144=13.888…)※144=(週3回×4週)×12カ月。
それをHHDを行う私は、約8年で達成しましたことになります。
過去の記事でもご紹介致しましたが
頻回・長時間血液透析に関するエビデンスレベルは低いので
このことが平均余命の観点から良いのか悪いのかは分かりません。
ただ、達成感は、あります!!
犠牲にしてきたことも、多いですし…
達成感で一人盛り上がり、モチベーション低下が心配されますが💦
「2000回」は、一つの通過点。
この先、献腎移植の機会が訪れない限り、今の血液透析生活は続くわけです
死ぬまで…
2021年6月4日㈮には粛々と
「2001回目」の血液透析を在宅で施行するだけです。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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おまけ
在宅血液透析「2000回」達成!!
カウントダウンが始まった時に(一人盛り上がって)作った"Trailer"です。
我ながら"カッコいい"と思ってます。是非👇