「在宅での血液透析中、何を"お供"に透析時間をすごしているか」というのは
以前、こちらの記事でご紹介しました。↓
参考
- kindleで本を読んだり(聞いたり)
- YouTube動画を見たり
- Netflixで映画・ドラマを見たり
- DZONで海外サッカーを見たり
そこへ最近になって
"英語学習"
特に"英単語学習"へのモチベーションが急にわいてきました。
おそらく、当ブログ記事を書くにあたり
海外の記事を見聞きすることが多くなったことで
英語の語彙力不足を自然に痛感していたからだと思います。
性根が
「なんとかして楽して知識を得られないか」
を先に考えるので^_^;
英単語学習についても
「楽しく学べるアプリとかないか」
そんなことのリサーチばかりしている始末。
これじゃ、昔の自分の二の舞じゃないか!
大学受験が終了してからも
英語を見たり聞いたり、特に聞いたりすること自体嫌いではなかったので
"アラフィフ"となった現在まで
日常生活で英語に触れることは、それなりにあったのです。
しかし
未だに英語が話せない😹。
まあ、ドラマ「ドラゴン桜」の川口先生に言わせれば
私は英語話せることにはなるのですが...
しかし、これではいかん!
❝なぜ、未だに英語がしゃべれないのか?❞
過去の自分の英語学習についてしっかり反省して
これからの「透析中の英語学習」に活かそう。
英語学習の成功事例は巷に溢れど
英語学習の"失敗事例"をわざわざ赤裸々に紹介するのはあまりないのでは?
【透析中の過ごし方】透析中の「英語学習」。長続きさせるため、過去の失敗をちゃんと反省しよう
なぜ、未だに英語が話せないのか?
「Distinction」の著者で
英語学習系YouTube動画を配信するAtsueigoのATSUさんによると
英語がペラペラに話せるようになるまでには3つのフェーズがあるという。
英語がペラペラに話せるようになるまでの3つのフェーズ
Phase 1:英語を日本語で考える段階
Phase 2:日本語の介在率が減少していく段階
Phase 3:文章レベルで英語を英語で考えいる段階
自己採点で、過去の自分がMAXどの段階まで行けてたのか。
間違いなく「Phase 1」でしょう。
背伸びして「Phase 2」を目指そうと、下記のような
❝英単語の意味を英語で理解する学習方法❞の書籍を買ったりして。
当然、全く頭にメモリーされず
買ったことに満足して終わり。
では
なぜ「Phase 1」で止まったのか?
そこには
注意ポイント
- 曖昧な目標設定による"低い"モチベーション
- 英語習得に対する間違った認識
- 圧倒的な勉強不足
がありました。
曖昧な目標設定による"低い"モチベーション
先に登場したAtsueigoのATSUさんによると
英語学習のモチベーションを高く保つために
❝自分の将来像をイメージすることの重要性❞
を挙げております。
英語学習のモチベーションの変遷(学生時代)
「自分の将来像をイメージすることの重要性」という話を聞くと
私の高校時代の同級生で
現役で東大理Ⅰに合格した、"同姓名前違い"の友達を思い出す。
高校2年のある日、彼が突然
「俺、夢があるんだよね」と。
現在40代後半の方なら、微かに覚えているかもしれない、アサヒスーパードライのCM
(※動画4:41~)
海外の大学で教授として教鞭をとる日本人男性が
外国の学生に対し英語で
「Do you understand?」
と発するシーン。
「俺、超電導について、これやりたいんだよね」と。
2年時私と同じ文系クラスだった彼は、その後3年で"理転"し
東大理1見事現役合格。
明確な将来イメージを持つことの重要性を、目の当たりにした。
ただ悲しいかな
見たり聞いたりしても、それを自分が出来るか、ってこととは話が別
少なくとも、私は彼のように
自分の将来をイメージすることは、出来ませんでした。
英語学習のモチベーションの変遷(社会人時代)
大学受験が終わり、大学も卒業、社会人になってから
全く英語と無縁になる、ということはなく
英語の「音」そのものは、聞いていても耳障りに感じることはなかったので
通勤の行き帰りでポッドキャストを聞いたりしていました。
TOEICは2~3回受けて、最高スコアは700弱程度。
特に、この時はReadingのスコアが極端に悪かったので
「俺、結構英語聞き取れてるじゃん」と、そこで満足。
したがって
もっとスコアをあげてやろう!と
過去問使って猛勉強、といったことにはならず。
英語学習のモチベーションの変遷(腎移植後)
「今しかできなことをやろう」と
夢だったロンドンへの❝海外留学❞を果たします。(超短期の1カ月ですが...)
なぜロンドンかというと、サッカープレミアリーグがあるから。
当時
「パブで現地の人と酒飲みながらサッカー談義したい!」
という、英語学習への"軽い"モチベーションはありました。
実際、現地に行ってみると
好きなサッカーをライブ観戦したい!
という気持ちは"超"高かったので
現地でチケット取ったり
ロンドンから切符買って、マンチェスターやリバプールまで行ったり
人間、必死になればなんとかなる、っていうやつですか。
ちなみに
❝パブでの現地人とのサッカー談義❞は
肝心なところで"チキッて"しまい、不発に終わりました...
英語学習のモチベーションの変遷(英語学習との"別れ")
そんな私は、ある時
英語学習に対するモチベーションを、完全に失うことになります。
人のせいにしてはいけないのは分かっているのですが
下記の書籍を読んでから、英語に全く触れなくなりました。
Amazonの「出版社からのコメント」には下記のような記述がございます。
英語業界のカモになるな!
英語を勉強しなければいけないという強迫観念にとらわれている人は、無批判に欧米人の考えを受け入れ、英語業界のカモの予備軍になりかけているのである。
いま日本人に必要なのは、日本という母国を深く知り、自分なりの考えをしっかりと持ち、日本語でしっかりと伝えられる`日本人力`である。
本当はそういう人間こそ、海外で通用するグローバルなビジネスマンなのである。
英語ができても仕事ができるわけではない!
「頭の悪い人ほど英語を勉強する」 「英会話スクールのカモになるな」 「英語ができても自分の付加価値にはならない」 「TOEICを盲信するな」 「インターナショナルスクールを出て成功した人はいない」 「早期英語教育は無意味である」
元外資系トップだからここまで言える! 挑発的かつ実践的な真実の英語論
今でいう「リベラルアーツ」の重要性を説いたのだと思いますが
これを、当時の私は"真に受けて"しまったんですね。
「そうだよ!今の仕事に英語必要ないし、英語喋れなくても生活困らないし」
本を読み終えたその日、私は英語学習に別れを告げました。
早速、近くの図書館へ行き
今まで触れたことのない分野の本を借り込みました。
が、しかし
人間、背伸びし過ぎると駄目ですね。
借りた本、全く読み進めることが出来ず。
結局は、この時も
「俺、こんな本読んでるぜ」と
借りたことに満足しただけで終わり。
気になった特定のジャンルを突き詰めて勉強するようなことには、なりませんでした。
英語学習のモチベーションの変遷(英語学習意欲の"再燃")
在宅で毎日血液透析をするようになってから
YouTube動画を見る時間が増えました。
英語学習関連のYouTube動画はメチャメチャ多いですから
"嫌でも"目に入るわけです。
そこで、英語学習への意欲を失った私に❝火種❞を分け与えて下さったのが
再三ご登場して頂いている
ATSUさんのAtsueigoだったわけです。
英語習得に対する間違った認識
先に
大学受験が終了してからも
英語を見たり聞いたり、特に聞いたりすること自体嫌いではなかったので
アラフィフとなった現在まで
日常生活で英語に触れることは、それなりにあった
と申し上げました。
しかし、そこには
「常に英語に触れていれば、英語は聞き取れるようになる」
という、英語習得に対する間違った認識がありました。
これは
「聞き流すだけで」云々という、某英語教材の売り文句を真に受けたわけではないです(^_^;)
"カッコよく"言えば
「人間の脳の潜在能力を、間違って過信した」
ということ。
"ディクテーション"や"シャドーイング"といったことは、一切しない。
ただ英語を聞き流すだけ。
聞き流していた英語の材料は
英語学習用の教材ではなく
好きな映画の音声をMD(時代を感じます...)に落として聞いたり
ポッドキャストの好きなプレミアリーグ関連プログラムをiPodに入れて聞いたり。
当然
内容は全くキャッチできていない状態。
「英語はただ聞き流すだけじゃ聞き取れるようにはならない」
これは昔からよく言われていたことですが
当時の私は、自分なりの都合よい解釈で
英語を聴き続けていました。
圧倒的な勉強量の不足
度々登場
AtsueigoのATSUさんの動画を見ていると
「常に英語に触れていれば聞き取れるようになる」
なんて考えていた自分が
どんなに"甘ちゃん"だったんだか、痛感します。
英単語学習について、特に
各参考書を回す回数について語っている部分を抜粋すると、下記の通り。
- 速読速聴・英単語 Core 1900 「だいたい150周位したと思います」
- キクタンAdvanced6000「3,40周位だったと思います」
- 英検準1級 でる順パス単「だいたい2,30周は行いました」
- TOEIC(R) TEST 英単語 出るとこだけ!「だいたい2週間で15周くらいしたと思います、もうちょっとしたかもしれません」
- 英検1級でる順パス単「だいたい60周70周はしたんじゃないかと思っています」
- TOEFLテスト英単語3800「これも4,50周はやったと思います」
- 実践IELTS英単語3500「だいたい50回位はしたと個人的な感覚では思ってます」
- DUO 3.0「だいたい回転したのは4周位くらいですね」
- ネイティブがよく使う英会話表現ランキング(語研)「だいたい5,6周はしたと思います」
- 「へこむ」を英語で言えますか?・日本人が知らない いまどきの英語・知っていると人生にコクがでるスラング事典「娯楽的に買いました、娯楽的に読みました」「それぞれだいたい4回位は読んだと思います」
もうね、凄すぎて笑っちゃう😂
回す回数、桁が違いますよ😱
私の場合
英単語を勉強する、という意味では、大学受験で事実上ストップ。
社会人になり年齢を重ねるごとに
「本を買って繰り返し勉強する」
というようなモチベーションには、全くならず。
それでいて
「語彙力は付けたいな」
などと、なんとも都合のいい考えだった私は
性懲りもなく
単語学習を中心にしたポッドキャストを聞いたりしてました。
が、何度も言うようですが
これまた全く意味をキャッチできない英語を、ただ聞き流しているだけ。
覚えたか覚えていないかを確認する"アウトプット"もせず。
と、かく言う私も、実は
今から10数年前
オンライン英会話に入会し、何度か外国の方と会話したことがあります。
当時は、フィリピンの方を講師とした低額料金を売りにした会社が出だしたころ。
今のように、スマホでいつでもどこでも会話が出来る、といった環境ではなく
家のパソコンに予約時間になったら座ってヘッドセットをして、レッスンを受ける。
最初はビクビクしながら、そして少しずつその環境にはなれたものの
なんの目標もない私はすぐ飽きてしまい、退会してしまいました。
まとめ
一昔前より今は、英語学習ツールが多彩なように思います。
豊富な書籍はもちろん
アプリもあればYouTubeもある。
オンライン英会話も敷居が低くなってる。
すぐ"やってる気になる"昔の私のままでは
色々なものに手を出して、また
"やった気"
になって、結局
何一つ継続せず、何一つ身にならない
という二の舞になる可能性大。
今の自分(毎日、在宅血液透析をする自分)を冷静に考えた時
TOEICのスコアアップや英検合格
といった、資格取得をゴールにするのは現実的ではない。
必要性がないんでね。
海外旅行は現実的に厳しいし、行きたいとも正直思わない。
外国人のいるコミュニティで友達の輪を広げたい、とも思わない。
「じゃあ、なんで英語勉強すんの?」
と、皆さんだけじゃなく、自分でも自分にツッコミを入れたくなりますが...
でも、なぜか急に今時期になって
「英単語が勉強したい!」
と思ってしまったんです😎
"アラフィフ"あたりになると
将来的な「認知機能の老化」も心配になるんですよ( ;∀;)
海外の論文などでは
バイリンガリズムの、認知症に対する肯定的な影響を示しているものもありますので
まずはトライすることに意味があるんじゃないですかね。
The cognitive effects of bilingualism showed a consistent pattern,
affecting reading, verbal fluency, and general intelligence
to a higher degree than memory, reasoning, and speed of processing.
❝隙間時間を利用しての勉強❞
などと言いますが
個人的には
❝毎日の透析をしている間だけ❞
と言う風に、割り切ってしまおうかな、と。
賛否はあるでしょうが、まずはそこからスタート。
あとは
色んなものに目移りしないように
参考書は一つにしぼって、それを繰り返そう。
AtsueigoのATSUさんのような超人的な回数は無理として
今の自分の身の丈にあったペースで
"良き透析のお供"
として付き合っていけたら、と。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。