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在宅血液透析

自身二作目『続 在宅血液透析患者のリアル』ついに完成!在宅透析の核心とは?

2021年7月にAmazonよりkindle本「在宅血液透析患者のリアル―導入から8年、透析回数2000回までの軌跡―」を出版した私ですが

この度、自身二作目となる著

「続 在宅血液透析患者のリアル―「自己管理の徹底」から「介助者の役割」まで―」

を出版しました!

本書は前作からの続編という体ではありますが、中身の毛色は異なり、「在宅血液透析」に完全特化した内容をお届けしております。

病院やクリニックで行われる通院血液透析(標準血液透析)が一般的である一方で、

自宅で血液透析を行う「在宅血液透析」については、まだ多くの方々にとって未知の領域でしょう。

本書は、そんな在宅血液透析を検討する方々や、その可能性に興味を抱いている方々に向けて執筆しました。

前作「在宅血液透析患者のリアル―導入から8年、透析回数2000回までの軌跡―」では、

在宅血液透析を中心にしつつも、私自身も経験した腎保存期や腎移植期に関する内容、さらには

プロジェクト「腎生を善く生きる」の活動報告など(良く言えば)広範なテーマ、ある意味在宅血液透析とは"無関係"と言われても仕方ないテーマ(※自分としては全ての内容は"間接的"かもしれないが在宅血液透析に関係のあるテーマ、と思ってる)を扱いました。

しかし、本書では、ほぼすべての章を在宅血液透析に特化し、より実践的で具体的なアドバイスを盛り込むことにしました。

それらは、私自身が2013年8月に在宅血液透析を導入し、2025年5月時点で12年目を迎えた中で得た経験や教訓を集約した結果です。

在宅血液透析は、血液透析治療を自宅で患者自身が主体的に行うことで、生活スタイルをより自由にできる大きな利点がある反面、

導入に際してはさまざまな不安が伴うことでしょう。

とりわけ「自己穿刺」に対する懸念は、多くの方が最も強く感じる部分ではないでしょうか。

実際、自己穿刺の習得には時間がかかり、ストレスを感じる場面も少なくありません。

本書では、その不安を少しでも解消するため、自己穿刺についてかなりの紙面を割いています。

実際に私が直面した試行錯誤や失敗、そしてそこから学んだコツや心構えを具体的にお伝えすることで、

読者の皆さまが安心して在宅血液透析を選べるようお手伝いできればと考えてます。

また、在宅血液透析において患者自身の「自己管理」は重要な要素です。

自己管理がしっかりとできれば、病状の安定化や生活の質の向上が期待できますが、それには決して容易ではない課題も伴います。

本書では、自己管理をどのように徹底していくべきか、その具体的な方法や考え方についても掘り下げていきます。

さらに、本書では「介助者の役割」にも注目しました。

在宅血液透析は患者自身の努力に依存する部分が大きい一方で、家族やパートナー、介助者のサポートも欠かせません。

介助者は、患者が安心して治療を続けられるよう支える重要な存在です。

介助者がどのような役割を果たし、どのように患者を支えるべきかについて、実際の事例を交えながら詳しく解説しています。

在宅血液透析は一人で行うものではなく、周囲のサポートが不可欠であることを理解していただければと思います。

ここであらかじめ一つ注意点を申し上げます。

現状、在宅血液透析という治療法自体がまだあまり知られていないことも事実です。

「透析」という言葉を聞くと、病院やクリニックで行われる通院型の血液透析(標準血液透析)を思い浮かべる方が多いでしょう。

実は前作出版時、タイトルに「在宅血液透析」と明記し、まえがきにおいても同書が「在宅血液透析患者の体験記」である旨を説明していたにもかかわらず、

読者の中には「透析」と聞いて通院型の血液透析を思い浮かべ、「通院血液透析患者の体験記」として読まれる方がいらっしゃいました。

結果、在宅血液透析に特化している内容に対して「期待を裏切られた」との感想を頂いた(レビューと"☆1"評価をつけられた)という苦い経験があります。

(※本音は、勝手に勘違いして「期待を裏切られた」なんて言われても、知らねーよ!と(笑)。それで"☆1"つけられても全く迷惑な話ですが…これが「在宅血液透析」をとりまく現状なんでしょうね)

本書は完全に「在宅血液透析(HHD)」に焦点を当てておりますので、その点を踏まえ、

本書を手に取った方々には、病院での血液透析(通院血液透析)とは異なる点について理解していただければと思います。

最後に、

「在宅血液透析(HHD)」は、患者にとって大きな挑戦でありつつも、人生(腎生)の可能性を広げる手段でもあります。

本書が、皆さまの決断や不安解消、さらにはより良い生活の実現への手助けとなることを願っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


📖 自著 絶賛発売中!📖

『続 在宅血液透析患者のリアル―「自己管理の徹底」から「介助者の役割」まで―』

Amazonストアにて
Kindle版:¥550(Kindle Unlimited会員:¥0)

『在宅血液透析患者のリアルー導入から8年、透析回数2000回までの軌跡』

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