TFD142【除水ポンプ流量警報】下限
5月15日㈬夜の透析時
正確には、脱血開始し透析開始=血液浄化&除水開始し始めた早々
「TFD142【除水ポンプ流量警報】下限」
という、全く見たこともない警報が発砲されました。
血液ポンプは回ったままなのですが
除水速度欄が黄色く点灯、つまり除水が止まった、ということ(積算除水量も当然変化せず)。
警報音は止められても、警報の原因を解決し、警報リセットしているわけではないので
除水速度欄は黄色く点灯したまま。
(※もっとも、警報の原因は当然わからないので、警報のリセットなどできるわけもなく…)
そして、数分もしないうちに、またまた、けたたましい警報音がなる
これが、何度も繰り返される…
さすがに困った、ということで、在宅透析担当者へ緊急連絡。
状況を説明、翌日の機器メーカー担当者のメンテナンスを手配してくれました。
私はほぼ毎日、連日透析をしているので
担当者様からは、その日の透析は終了しても良いのでは?とのお申し出があり、電話を切りましたが
その後、除水速度を「0.00」にセットしたところ
当然、除水はされないが、断続的な警報音は止んだので
「血液浄化だけ」でもやろう、ということで
抜針せず、そのまま透析を継続。
そこから約30分が経過したあたりでしょうか。
試しにダメもとで、「除水速度」を"上げて"みました(0.5位か?)。
そしたらなんと、除水速度欄の黄色い点灯が消え、除水が再開されたではないですか(積算除水量が増え始めた)。
バイタルは正常だし、気分不快も特にない
「じゃあ!」ということで
遅れを取り戻すべく、除水速度を、在宅で許容されているmax近くまで上げて
この日は、なんだかんだで
予定していた時間の血液浄化及び、予定していた量を除水することが、できてしまいました。
とはいえ、原因が解明、解消されたわけでは全くないので
翌日(木曜日)、機器メーカー担当者様が来訪され、しっかりチェックして下さいました。
担当者様曰く(※素人に理解し易いようにとの配慮した上で)
おそらく、消耗品の一部が、文字通り消耗し
消耗の結果として生成された"カス"の一部が、除水ポンプ内で目詰まりを起こす原因となったのでは?と。
前日夜の透析中、しばらくして除水再開可能となったのは、
なにかの拍子で、目詰まりの原因が"飛んで"、除水ポンプが正常に通ったからではないか、と。
事実、メンテ時の各所の測定数値に異常はなかったらしい。
しかし、問題が生じたことは事実なので
消耗部品の一部交換を施した、とのことで、お帰りになりました。
で、この日の夜の透析ですが
無事、何事もなく、最後まで透析を完遂できました。
TFD147【除水ポンプ吐出低警報】/TFD144【除水ポンプ締切警報】セル(吸込側)
機器メーカー担当者がメンテに来訪したのが5月16日㈭、在宅血液透析外来日が翌17日㈮
メンテ後に透析を行ったのは、17日㈮
一日非透析日を挟み、19日㈰、20日㈪、そして21日㈫。
機器のメンテはしてもらった、マンシェットも新しいのに変えた
19日・20日と二日、なんの問題もなく透析は行えた(※血圧の件は一旦置いておいて)
そして21日㈫、この流れで安心し、いつも通りの透析をしていたら
正確には、まずプライミングをしている段階で
より正確に説明すると…「液置換」は終え、血液ポンプを回し、血液回路内に生理食塩水を一定量充当している最中に
新たな"新種の"警報が発砲されました。
TFD147【除水ポンプ吐出低警報】
"新種"とはいえ、「除水ポンプ」関連ということで
16日㈭にメンテしていただいた箇所が、完全に復旧していないことは、容易に推測はできる。
前回と比べ、多少救いだったのは、透析"中"ではなかったこと。
身体落ち着いた状況で、前回同様、在宅担当者様へ連絡。
一旦、次のプライミングの工程「ガスパージ」までやってみてくれ、と
その間、メーカーに問い合わせてみる、とのご返事。
仰せの通り「ガスパージ」施行、これは問題なく行えた。そして、再度担当者様へTEL。
メーカーによれば、「ガスパージ」が通るのは想定内
実際に、透析を開始してみて、同警報が発砲するか否かを確認しないことには、ということに。
自己穿刺をし、脱血開始。
透析開始後、何かあるにせよないにせよ
約10分したら在宅担当者様へ連絡いれよう、と。
さて、透析開始後約10分、何事もなく時間は過ぎた。予定通り、担当者様へTEL。
今現在は警報なく透析できているものの、警報が出た事実はあるので、やはり明日、メーカー担当者をメンテに向かわせるか
それとも、しばらく様子を見るか…
担当者様と10数分話している間、時に変化は見られなかったことから
後者の、「しばらく様子見」、何かまたあったらすぐ連絡、との申し送りで電話を切った。
ところが、ところが!
電話を切った、ほんの数分もしないうちに
同様「除水ポンプ」関連ではあるが、またまた"新種"の警報が発砲することに
TFD144【除水ポンプ締切警報】セル(吸込側)
この警報と、15日㈬の
TFD142【除水ポンプ流量警報】下限
との違いは、警報音を止めてしまえば、除水は継続される点。
(「TFD142【除水ポンプ流量警報】下限」は「除水速度」欄が黄色点灯=除水ストップ状態)
警報音止めればよい、とっても、それも頻発されては患者としてはたまらない。
一度電話切った在宅担当者様に三度TEL。翌日(22日㈬)、機器メーカー担当者のメンテ来訪の手配をしてくれました。
この日の透析を、どうしようか。
抜針し止めてもいいが、やはりもったいない(せっかく針刺したし)気もするので
15日㈬同様、除水速度を在宅で許容される値近くまで上げ
頻発する警報音を都度都度止めつつ、"ある一定量"の除水はした。
"ある一定量"とは?
透析開始当初、設定していた除水量は、透析後体重が「DW+100」になるように設定。
しかし、頻発する警報の中、予定通り"抜き切る"のは諦め
透析後体重が「DW+300」になるであろう量まで除水をした。
ところが、透析が終わり、体重計に乗ってビックリ
体重がDW+「600」
これって、コンソールのディスプレイ上では除水できているように見えて、実際は除水できていない、ってこと??
これは、またまた困った…ということで、翌日、機器メーカー担当者に、しっかりメンテナンスしてもらうことに。
15日㈬と同様のメーカー担当者様が来訪。
結論から申し上げると(※あくまで素人の理解の範囲での説明ですが…)
今回は、一部消耗部品のみ交換ではなく
除水ポンプ"ユニット単位"で、そっくり交換を行った、とのこと。
今回のメンテでは、"目詰まり"の原因物質も、直接確認とれた、とのこと。
前日の透析で、ディスプレイ上の積算除水量と、実際の除水量とに差異がある点についても
此度の不具合と因果関係はある、とのことで、
その日の透析は、無事問題なく終了。
その日から1週間以上が経過しましたが、幸い、今のところ機器の不具合はなく
「いつもの在宅血液透析生活」が戻りました。
在宅血液透析導入から約11年。
大抵のことは経験してきたつもりではいましたが
ここへきて、初見の不具合にで出くわすとは💦
やはり、使う機器も、ある意味人の命を扱う"超精密機器"
今までと変わらず、良い緊張感をもつ必要性を、再認識させられた一件でした。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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