月1回の「在宅血液透析外来」へ行ってまいりましたので
その報告を致します。
2025年、一発目の在宅血液透析外来報告です。
いつものように、血液検査の結果報告から参ります。
※先月(2024年12月)在宅血液透析外来報告は下記動画参照👇
続:高血圧傾向へのアプローチ
前回の在宅血液透析外来にて
- ドライウェイト(DW)を下げた
- 薬の服用量を増やした
高血圧傾向へのアプローチをし、その後どうなるか経過を見ていましたが
この1カ月、正直血圧の下がり具合は、イマイチ。
透析開始前の血圧高めの状態から透析中、そして透析後に至っても
血圧の下降具合は、鈍い。
夜中に透析が終わる私が就寝し、翌日(正確には当日)の起床時に測る血圧の値も
相変わらず高い。
加えて、相変わらず、手の浮腫み感もあまり変わらない。
ということで、この日は再度医師にご相談。
結論から申し上げると
前回下げたドライウェイト(DW)を更に「ー0.7」しました。
根拠の一つは、前回に引き続きこの日も測った心胸比。
(※透析終了直後に測定する通院血液透析患者と異なり、私は在宅なので、どうしても透析終了から数時間は経験した時点での測定となる)
特に顕著な数値ではないが「引きすぎている」わけではない。
それどころか、過去からの傾向から「45.7%」は
私にとっては高い。
つまり「もう少し(水を)引いても良いだろう」ということになりました。
外来後から数日が経っていますが、まだ目立って血圧が下がってはいない。
まあ、少なくとも1週間は様子見ましょう。
「ジェネリック医薬品への変更」のその後
令和6年10月から後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金をお支払いいただきます。
昨年の10月から、(言葉を選ばずに申し上げると)
医師から処方された薬が薬局で"後発薬"へ「半強制的」に変更されています。
先月の段階で薬局サイドで、まだ"後発薬"への切り替えができていなかった薬
私の場合「ロカルトロール」も、次回から"後発薬"に切りかえる、との説明が薬局からありました。
"後発薬"へ切り替えることにより、"先発薬"が「売れ残り状態」にならないように
切り替えの際は、「先発/後発」混在での薬のお渡しになるとの旨も、薬局サイドから話がありました。
特に困ることはこちらとしてはないので、申し出は了承しました。
一点、"後発薬"変更の「弊害」がありまして。
透析患者の悩みの一つ、皮膚の乾燥。
私の場合、透析患者だから云々というより、以前から乾燥肌で
常に肌は保湿しておかないと、痒みを誘発し皮膚をかきむしってしまう体質。
これまで医師から「ヒルロイドローション」を処方して頂き、使用していました
「ヒルロイドローション」の主成分は「ヘパリン類似物質」で、剤型は「ローション剤」
『後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について』にともなって
"先発薬"扱いの「ヒルロイドローション」も"後発薬"への切り替えを余儀なくされていました。
商品名:ヘパリン類似物質ローション0.3%「YD」/メーカー:株式会社陽進堂
主成分「ヘパリン類似物質」剤型「ローション」ということで、同じといえば同じなのですが…
「ヒルロイドローション」に比べて、液体の粘性が段違いに低い
つまり"塗りやすい"、しかし
皮膚の"バリア感"が圧倒的に低下したのです。
時に、空気の乾燥する冬の時期です。
生来乾燥肌の私を満足させる薬では、到底ない。
薬局では前回の来店時、他のメーカーでより粘性の高い薬はないか?と聞いたとこと「ない」と。
ということで、この日の外来時、医師に相談。
ヘパリン類似物質には、粘性の違いにより
ローション<クリーム<軟膏
の三段階あるとのことだったので
今回は"真ん中"の「クリーム」タイプを処方してもらいました。
商品名:ヘパリン類似物質ローション0.3%「YD」よりは、皮膚のバリア感があって断然良い!
主治医が(立ち話レベルで)お話してたのは
薬、特に皮膚科で使う塗り薬などは
「主成分」が同じでも「基剤」が違うと影響は大きく出る可能性があるので
ジェネリックへの切り替えはあまりしないようだ、みたいなことをおっしゃってました。
なるほど。
『後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について』は国のお達しではありますが
ジェネリックへの切り替えで変化や不安が生じたら、患者はまず主治医にご相談したほうが良さそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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