ブログリーダー・フォローバナー(読者向け)

腎生を善く生きる - にほんブログ村

在宅血液透析 透析全般

【2023年12月】在宅血液透析外来報告(「アジルバ」"効きすぎ"?)

2023年12月28日

月1回の「在宅血液透析外来」へ行ってまいりましたので

その報告を致します。

検査結果(項目抜粋)

※先月(2023年11月)在宅血液透析外来報告は下記動画参照👇

高血圧への対処(アジルバ"効きすぎ"?)

先々月、先月に引き続き、この1カ月も「高血圧」に振り回されました。

先月外来時処方された、「カルシウム(Ca)拮抗薬」カルブロックのジェネリック薬「アゼルニジピン」が身体に合わず

「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬」のアジルバに変更したことまでは、前回お話しました。

これで落ち着くと思いきや、実はこれで終わりませんでした。

「アゼルニジピン」から「アジルバ」に変えて"薬疹が消え"、血圧も下がったことは良かったのですが

アジルバが"効きすぎる"=血圧が"下がり過ぎる"

という、別の問題が生じました。

朝の血圧がとりわけ高いため、服用は、透析後ではありますが、就寝前。

就寝前のアジルバ服用で、懸案だった朝の血圧が下がったことは、まこと良いことなのですが

(それと引き換えに)夜の透析中の血圧が"下がり過ぎて"しまったのです。

正確には

透析前時点で既に上の血圧は低め

除水速度は、ことさら早いというわけではないにも関わらず

透析後半ならいざ知らず

透析半ば時点で既に、上の血圧が100を切る状態(警報対象)。

時は、12月1日㈮(アジルバ服用開始したのが11月28日㈫深夜から)。

この日は、透析開始前直後から血圧は、警報発報対象の「99」。当然、除水は自動停止。

30分おきにバイタル測定し、様子見ながら慎重に除水を再開する、

という対処自体には、個人的に全く問題はないのですが

「いずれにせよ、これからどうします?」

ということを早急に確認しなければ、と

21時半ではありましたが、主治医に電話にて、指示を仰ぐことに。

その時点での主治医の指示としては…

  • 一旦止まっている除水を、血圧回復を待って再開してもいいが、場合によってはこの日は除水無しでもよい
  • 「アジルバ」は一旦休止(少なくとも、薬が抜けきる2~3日は休止)
  • 処方されているのが「20mg」なので、「半錠=10mg」服用も視野に入れつつも、まずは血圧の回復(上昇)を待ち、除水は血圧の様子を見ながら行う(結果としてDWより残し気味止む無し)

というもの。


その日の就寝前から「アジルバ」服用休止

さて、その後の動きですが…

翌日の透析から"透析中の"血圧は落ち着いてきたものの

数日もすれば、また元の状態、つまり

朝の血圧が"高すぎ状態"に。透析時の血圧も"そこそこ高い"。

ということで、12月6日㈬にクリニックに連絡、折り電は20時半頃、主治医よりあり。

主治医の指示としては…

  • 薬(アジルバ)は服用せず(=アジルバ半錠服用の話も、なし)
  • 血圧回復のために"残し気味"だった除水を、少しずつ増やしていく(=透析後体重を下げる)
  • それでも血圧が高い、特に朝の血圧が高い状態が続けば、再度連絡するように

とのこと。


さてさて、その後の動きですが…

血圧、下がりません=依然として高いまま。

そこで12月18日㈪にクリニックに連絡。そこでの指示は…

  • "遠隔"での診療では、なかなかわからない部分もある
  • この週の金曜日に「12月在宅血液透析外来」を予定しているが、前倒しで翌㈫に、クリニックに来るように

とのことでした。まあ、しょうがないでしょうね。

12月19日㈫、前倒しした外来診療では、通常診察に加えて

再度(先々月以来?)「心胸比」測定と、「hANP」測定のための採血を実施(※「hANP」の結果は後日)。

指示としては…

  • 「心胸比」の結果も踏まえ、DWを再設定(落とし気味)
  • アジルバ"10mg"を、就寝前に服用
  • アジルバ"10mg"服用で血圧が下がり切らない場合を想定し、カルシウム(Ca)拮抗薬「コニール」2mg処方

というものでした。


さてさてさて、その後ですが…

アジルバ"10mg"でも、私の身体には"効きすぎ"てるようです。

アジルバ"20mg"の時と、基本的な動きは同じ。つまり

朝の血圧の値は下がり、その点まこと良いのですが

それと引き換えに、夜の透析中の血圧が下がりすぎてしまい(最高血圧下限警報発報)

思うような除水が行えていない、ということ。

とは言いましたが、この数回の透析で

透析中の血圧が、なんとか持ちこたえて

そこそこの量、除水できた日もある。

なかなか、素人には判断が難しいところ。

「透析中の血圧が下がり過ぎ=思うような除水ができない」

この状態に、完全に振り切ってしまったら、また主治医に相談しようかと思ってます。

2023年12月29日追記

28日㈭夕方に、主治医と連絡がとれました。指示としては…

・薬はそのまま(=アジルバ10mg)で
・DWを1kg上げる

理由としては…

・アジルバのその量(=10mg)で、朝の血圧が下がっていれば、薬の量も種類も、変えたり加えたり必要はない
・先の外来時測定した「hANP」の値が(前回数値より更に)"低かった"
→引きすぎ?体内の水分はもう少し残した方が良い→脱水状態より、すこし残し気味くらいの方が、在宅では安全
・→結果、DWを、外来時設定した値より1kg上げることとする

というものでした。

引き続き、経過見ながら「安全運転」でまいります。

ということで、「在宅血液透析外来報告(12月)」を終わります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



広告

自著『在宅血液透析患者のリアルー導入から8年、透析回数2000回までの軌跡』
Amazonストアにて、絶賛発売中!!
【価格】
Kindle版:¥350(Kindle Unlimited会員:¥0)/ペーパーバック:¥825

英語翻訳版『Reality of Home HemoDialysis』
【価格】
Kindle版:¥540(Kindle Unlimited会員:¥0)

トップへ戻る

ブログ村ブログパーツ(PV)

-在宅血液透析, 透析全般

Copyright© 腎生を善く生きる~在宅血液透析患者の"リアル"~ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.