
月1回の「在宅血液透析外来」へ行ってまいりましたので
そのご報告を致します。
2025年9月、在宅血液透析外来報告です。
いつものように、血液検査の結果報告から参ります。



※先月(2025年6月)在宅血液透析外来報告は下記動画参照👇

今回の検体は、㈪㈫㈬と連日透析をした翌日㈭透析開始前に抽出した検体です。
(通常スケジュールである㈰㈪㈫㈬とならなかった理由は後述)
今後「フォゼベル」でうまく血中リン濃度をコントロールできそうだと判断されたら
徐々に「フォゼベル」の量と回数を増やしつつ「レナジェル」を減らす、止めていく方向になる
"【2025年7月】在宅血液透析外来報告(血液検査結果報告&新薬[フォゼベル]/透析患者が本気で考える「ペットを飼うということ」)"でこうお話していました。

今月より、"「フォゼベル」5㎎を1日1回(朝食前)服用"から"5㎎を1日2回(朝食前・夕食前)服用"、「レナジェル」の量は半分となりました。
シャントPTA(経皮的血管形成術)やってきました
コロナ感染で延期になっていたシャントPTA(経皮的血管形成術)
無事終わりました。
某大学病院(※2002年12月、生体腎移植手術をし、現在も献腎再診外来でお世話になっている病院)で行いました。
そこそこ痛みはありました。
今回のPTAのメイン箇所は上腕部。

2023年8月に透析管理医療施設でPTAを行っている場所である旨は"【2025年8月】在宅血液透析外来報告(コロナ感染でシャントPTA延期に…)"でお話しましたが

その時は、バルーンを膨らませた際「ちょっと痛いですね」と伝えると当該箇所に麻酔をかけてくれたのですが(※先生が2002年の生体腎移植手術の主治医で、そこからの長いお付き合いなので話しやすいというのは、ある)
今回の担当医師は、ドラマ「ドクターX」の"大門未知子"を彷彿とさせる方。
放射線科医師。準備段階では姿なし。その後手術用の布を顔に掛けられ視界を遮られたタイミングで登場。
声でしかやり取りを認識するしかないのですが、どうやらPTAそのものは別の医師達がやっていて、彼等を指導する立場で現場を指揮しているようで。
聞こえてくるのは"大門未知子"さながら
「想像力働かせれば、わかるでしょ!!」
「〇〇(医師の名前)、お前気抜きすぎ!!」
そんな空気感なので「ちょっと痛いです」といっても「我慢してくださいね」と言われる始末…
PTAをされた多くの患者様の「PTAは激痛」だとの声を見聞きしてはいたので、本来PTAというのはこういうものなのだ、と理解し、痛みに耐える時間が続きました。
当初、肘関節よりやや中枢寄りの上腕部の血管のみと思っていましたが、そこは"大門未知子"
他にも細くなっている箇所を見つけ、PTAしてくれました。
まさか「鎖骨下」の血管までやるとは!
"大門未知子"の、厳しくも的確な指示コントロールにより、血管の径は復元し、血流も回復したようです。

退院後、後日外来し、泌尿器科医師(腎移植医)から画像を見ながら説明を受けました。
痛い思いをした「鎖骨下」の血管を広げられた点は評価しておりました。
上腕部の血管が細くなっていた、ということは、肘関節よりやや中枢付近に穿刺し返血すると、その先の血管が細くなっているわけで、結果「静脈圧」が上がり「静脈圧上限警報」頻発する状態だったのですが、
PTA後の透析では、静脈圧が爆上がりすることはなくなりました。
先生の判断としては、ここまで血管を広げられたので(上腕部)、返血部位として穿刺できるのでは?と仰ってくれましたが
退院後、約3週間が過ぎましたが、やはり穿刺ミス→激痛の負のイメージは拭えず、未だ再穿刺チャレンジはしておりません。
"その気になったら"刺してみます。
追伸
今回の外来時提出の検体が「通常スケジュールである㈰㈪㈫㈬とならなかった理由」をお話しておくと…
退院が㈮、で翌週の㈭に採血する予定だったのですが
入院中の採血結果でカリウム値が非常に高かったので、先生から「(退院した日の夜)㈮透析し、その翌日㈯も連日で透析やった方がいいかもね」と言われた。
ということで、この週末は休みなしのつもりで、つまり㈮㈯㈰㈪㈫㈬㈭㈮と"8連日透析"止む無し、と思っていました。
ところが㈰、入院並びに"PTA疲れ"が出たんでしょうか、軽度の体調不良になりまして、この日は透析をお休みに。
結果、㈪㈫㈬と連日透析をした翌日㈭透析開始前に抽出した検体を提出することになった、ということでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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