月1回の「在宅血液透析外来」へ行ってまいりましたので
その報告を致します。
※先月(2024年7月)在宅血液透析外来報告は下記動画参照👇
Table of Contents
見たくなかった…聞きたくなかった…
この日の外来診療、約2時間待たされました。
理由は…ここではとてもお話できません。
あんなことは、見たくなかった…
あんなことは、聞きたくなかった…
病院関係者以外で、その一部始終を見聞きしたのは、恐らく私(と、同じく待合室にいた外来患者一人)。
人びとの生活でSNS利用は当たり前
匿名性をいいことに、無慈悲な誹謗中傷がまかり通っている
一方で、誰もがその場で見聞きした事象をカメラにおさめ、それをネットに拡散できるゆえ
ひと昔前なら表に出てこなかったこと、悪く言えば「隠ぺい」できていたことがらが
内部・外部問わず容易に"告発"されて、結果、当事者は社会的制裁を受けることとなる。
今回、私の目の前でおこった事象
今の世の中、間違いなく、一発アウト。
しかし、一部始終を見聞きした私は、口外することはできない。
しかるべき機関(医師会?都?区?マスメディア?)に"たれ込む"ことなども、しない。
なぜか?
私にメリットがないから、それどころか、私にとって不利益になりえるから。
所詮、患者は、医療者側にマウントをとられているわけで
「どうぞ、他に移って構いませんよ」と言われて、困るのは患者側。
特に私の場合、「在宅血液透析」という、レアな腎代替療法を選択しているわけで
「どうぞご勝手に」と言われても、私が一番困る。
したがって、あんなものを目撃したとて、ただ黙っているしかないわけです。
とはいえ
私一人が閉口したところで、どこからどんな形で漏れるか分からない。
内部告発?居合わせたもう一人の外来患者?奥で透析を受けていた患者達?
防犯カメラには、その一部始終が録画されていることでしょう。
なので、正直心配しています「俺の在宅、大丈夫かな?」と。
何もなかったこととして時が過ぎるのが、イチ在宅血液透析患者としては良いことなのでしょうが…
人として、大人として思う事
当事者は、自身の行為を猛省して欲しい。
本人としては、そこに至った"憤懣遣る方無い"事情はあったのかもしれないが
周囲から尊敬の念を込め「○○」と呼ばれ、選ばれし地位に君臨しているわけですから
あのようなことは決して許されないし
コントロールできないのであれば、しかるべき場所、しかるべき人を頼りに、克服すべきだ。
私は直接巻き込まれた当事者ではなく(※"もらい事故"くらったもう一人の外来患者は、ある意味当事者で「気の毒だな~」と見てました)
少し離れた場所から見ていただけなのですが
ああいうの、個人的には苦手でして
ただ見ているだけでも、胸が「キュー!」っと締め付けられる感じがして…
疲労感と後味の悪さが多く残る、外来日となりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
自著『在宅血液透析患者のリアルー導入から8年、透析回数2000回までの軌跡』
Amazonストアにて、絶賛発売中!!
【価格】
Kindle版:¥350(Kindle Unlimited会員:¥0)/ペーパーバック:¥825
英語翻訳版『Reality of Home HemoDialysis』
【価格】
Kindle版:¥540(Kindle Unlimited会員:¥0)